知識蓄積ノート【投資・FIRE】

日々得られる知識、洞察をひたすら蓄積するブログ

遠慮なく盗む

 

才能のある人

 
 
「才能のある人は「天賦の才」を発揮し高度なスキルを身につける」といわれる。
興味深い考え方だが、事実ではない*1
 
スキル向上は情報の吸収と応用によるもので、最高の情報源は超一流のエキスパートたちだ。したがって、彼らからそれを盗めばいいのである。
盗むことは芸術、スポーツ、デザインの分野では伝統になっていて、「影響を受ける」という表現で日常的に行われている。
 
・若き日のスティーブ・ジョブズは、パソコンのマウスとプルダウンメニューのアイデアゼロックスパロアルト研究所から盗んだ。
 
・新人時代のベーブ・ルースは、ヒーローとあがめるジョー・ジャクソンの力強いアッパースイングを盗んで自分の打法を編み出した。
 
 
 
知識やスキルを身につけるということは、基本的には自分の外部の情報を自分の内側に取り込むということ。
それは本や参考書をイメージする人も多いかもしれないけど、もしかしたら「人から学ぶ」ということは非常に重要なことなのかもしれない。
 
確かに本からの情報は整理されていて、ある意味では体系化されている。
そのように作者が書いているのだから。
 
 
だけど、特に芸術やスポーツの世界では「感覚的な部分」が非常に大きいということなのか
だからこそ本で学ぶのが難しく、人から学ぶということが必要になるのか。
しかも、そのような明文化や体系化が難しい情報にこそ大きな価値が潜んでいるのだろう
 

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あるいは本に載るような知識であったとしても、本の中で整理され体系化する頃にはかなりの時間が必要になる。
本に載る前のまだ世の中に広く知れ渡る前の知識についても、場合によっては人から学ぶことが必要になるのかもしれない。そして、そのような希少な情報だからこそ大きな価値を持つことになる。
 
 
 
今日の私は、他の誰かから何かを学んだだろうか。
 
 

*1:才能を伸ばすシンプルな本 ダニエルコイル著