今勤めている会社には、「人を採用したい部門は社内に募集をかけることが出来、また社員はその募集に応募することができる」という制度がある。
社員が募集に応募するとまずその募集部門の面接を受けることになる。そして募集部門で採用が決まると、今所属している部門は拒否できず異動を認めなければならないというものだった。
この制度は入社後３年が経った社員のみ利用できるという大きな縛りがあった。
私は２０１８年９月に入社したので、今年の９月でようやくその「３年」が経ったのだ。
この制度を最大限有効に使おうと考えていた。
私は今はメーカーの製品開発部門に所属していたのだけど、将来的な目標はこの部門にもこの会社にも置いていなかった。私はただ純粋に「 会社や国に束縛されずに自由に生きられる状態」を作りたかった。しかも、それをできるだけ若いときに実現したかったのだ。６０歳や６５歳の定年になって自由になったところで、体力的にも気力的にも衰えてしまっている。それでは私が目指す「自由に生きられる状態」になったとしても、その中で意味のある活動をしていくことは中々難しいと考えていた。
将来的には個人として生きられる状態を作る。
今の「製品開発」という知識やスキルがその「独立」に直接活きていくわけではない。確かに「新しい製品を作りだし、それを市場に出すこと」は誰もができることではないのでそれはそれで意味のあることだったのだろう。だけど私は将来的に退職独立したとしてもそのような「製品開発」を一人でやっていくわけには当然いかなかった。
その「応募制度」を私の将来目標のために使うにはどうすればいいのか。
今考えているのは「財務部門」に異動してそこで会社の中におけるお金の流れを徹底的に学ぶというものだった。設計+財務。それを将来的に個人て生きていく上においても一つの武器に出来ないだろうか。不労収入の一つとして「投資」を軸にしようと考えている私にとってその戦略は有効のように感じていた。
もうそろそろあの場所に居続けるのは潮時かな。
転職して３年が経ったし、私の人生目標に向けて次のステップに進むべきときに来ているような気がする。
