通勤
今の川崎に引っ越す前は会社への通勤に自転車を使っていた。
もともと一人暮らしをするのなら会社の近くに住んで、できるだけ通勤時間を削減したいという思いがあった。その時住んでいた場所は勤務地から約3.5kmで、自転車で10分程度の距離だった。
特に天候さえ悪くなければ、自転車通勤自体は非常に快適だった。
電車やバスと違って、ダイヤが乱れることもないし、通勤にかかる時間を正確に見積もることができた。
東日本大震災の時は、ほとんどの電車が不通になって従業員の多くが事業所に泊まり込んだ中、私はいつもと変わらず自転車で帰宅できた。
ただ、今の川崎への引っ越しを機に、自転車を粗大ごみに捨ててしまった。
今の場所は駅からも近く、別に自転車を持っていなくても困らないと判断したし、できるだけ自分の所有物を減らしたいというミニマリストのような考えもその時の私にはあった。
ただ、徒歩と違って、お金をかけずに広範囲の移動ができるというのは自転車の大きなメリットだった。
自転車を手放してから、私の行動範囲が徒歩で行ける範囲という狭い世界に閉じこもることになってしまったのも事実だった。
自転車シェアリングとは
そんな中、あるネットニュースの中で「自転車シェアリング」という言葉を耳にした。
少し検索して調べてみると、大手では次のようなサービスがあるらしい。
1. ドコモ・バイクシェア
●使い方
まずPCやスマホで会員登録(無料)をします。借り方は下記の2つあります。
(1)サイクルポートで自転車を見て借りる……サイクルポートに行き、各自転車に付与されている固有の番号を指定して借りる方法です。アプリにログインし、自転車の番号を入力することで開錠コードが発行されます。それを自転車の付いているパネルに入力すると開錠されて乗れるようになります。
(2)事前に目的のサイクルポートの貸し出し状況を確認して借りる……アプリから使いたいサイクルポートを検索し、貸し出し状況をチェック。貸し出し可能な自転車番号を選ぶと開錠コードが発行されます。後は(1)と同様です。
●料金
・1回会員……基本料金0円、30分150円(30分を超過すると100円/30分)、支払いはクレジットカードかドコモ払い(※)
・月額会員……基本料2,000円、30分0円(30分以内なら無料。30分を超過すると100円/30分)、支払いはクレジットカードかドコモ払い
・1日パス……有人窓口で購入する場合は1,500円/1日+専用ICカード発行料500円、支払い方法は現金のみ。無人販売機で購入する場合は、1,500円/1日、支払い方法は交通系ICカード(交通系ICカードで開く錠できます)
※ドコモ払いはドコモ回線を契約している人のみ利用可能。
2. HELLO CYCLING(ハローサイクリング)
●使い方
アプリから会員登録(無料)後、使いたいステーションを検索し自転車を予約。アプリ上で発行される暗証番号を自転車に備え付けのパネルに入力して開錠します。
●料金
15分70円/12時間最大1,000円。料金は15分ごとに加算され、12時間以内であれば700円が上限。12時間を超えるとふたたび15分ごとに加算されます。(※都内の参考価格)
※料金は自転車のタイプにより異なりますが、参考価格と同料金のケースが多いようです。また、ほかの地域では料金体系が異なります。
●HELLO CYCLING(ハローサイクリング)利用時の注意点
ステーションはラック式の駐輪場になっているため、すべて埋まっている場合返却ができません。返却予定のポートに空きがあるのか事前にアプリで確認すると安心です。アプリ上で返却予約を行うこともできます。また、借りる前の予約も可能ですが、予約後30分以内に利用を開始しなければ自動的にキャンセルとなります。バッテリーの残量はアプリで予約する際に確認できるため、長時間乗る予定であれば充電状態の良い自転車を選ぶと良いでしょう。
自転車を借りれるステーションを調べてみると、両方のサービスともに、私の住んでいる場所の近くに設けられている。
たとえば、自転車で皇居に行くとしたら?
自転車を借りて川崎駅から皇居にサイクリングするとしたら、どのくらいの時間やコストがかかるのだろうか。
距離を調べると19km。
調べると、自転車(ママチャリ)の平均時速は14~20kmくらいらしい。
平均時速を15kmと仮定すると往復で約2.5時間かかる計算になる。
途中の休憩などで30分加算されるとしたら自転車のレンタル時間は3時間。
ドコモ・バイクシェア:650円(3時間)
HELLO CYCLING(ハローサイクリング):840円(3時間)
このプランではドコモ・バイクシェアの方が安上がりのようだ。