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【株式投資】新NISA戦略(2) 米国株|私の投資戦略について

 

2024年からスタートした新NISA

 

年間で下記のような投資枠が、非課税枠として利用可能になる。

  • 成長投資枠:240万円
  • つみたて投資枠:120万円

 

私の投資についての基本戦略は「 高配当銘柄への分散投資」となっていて、新NISAは日本の高配当銘柄で使用しようと考えていた。

だけど、昨年一年間の大幅な株価上昇に伴い、日本株の高配当銘柄の配当利回りが軒並み下がってしまっている。

 

そんなこともあり、NISAの投資候補を米国の高配当銘柄にまで範囲を広げて考えよう。

 

 

新NISA枠:候補銘柄(米国株)

米国株で購入候補として考えているのは、現時点では次の4つ。

(2024年1月26日時点の株価で算出)

 

資源インフラ(鉄、銅)

  • BHPグループ(BHP)
  • RIO TINTO(RIO

 

タバコ

 

連続増配

  • ユニバーサル(UVV)

 

BHPグループは、オーストラリアに本拠を置く資源会社。鉄鉱石と銅を売り上げの主力にしている。RIO TINTOは、英国を拠点とする鉱業及び金属会社。

BRITISH AMERICAN TOBACCOは、英国のロンドンに本社を置くタバコメーカーで、フィリップモリスに次ぐ世界第2位の規模。

また、ユニバーサルは、葉たばこのグローバルサプライヤー。52年という長期にわたって連続増配中。

 

 

米国株の配当金にかかる税金について

米国株の配当金にかかる税金について、1点注意がある。

米国株の配当金は、始めに米国によって10%の税金を徴収され、その徴収済みの配当金に対して日本によってさらに 20%の税金が徴収されることになる。

(これは普通に二重課税になるため、確定申告することで外国税額控除として一定額までは米国から差し引かれた10%の税金は税額控除が可能)

 

NISAの成長投資枠で米国株を購入した場合、日本から徴収される20%は非課税になるが、米国から徴収される10%は非課税とはならないのだ。

 

 

配当支払法人 所得源泉地国の税金として配当支払法人が、国内法もしくは租税条件の税率で徴収 国外(所得源泉地国) 国内 証券会社 日本の税金分として、証券会社が20%源泉徴収 90×(1-0.2)=72 投資家 配当受取額:72

 

【配当金】外国税額控除について(1)~仕組み - 知識蓄積ノート

【配当金】外国税額控除について(2)~シミュレーション - 知識蓄積ノート

 

 

ただし、ADR銘柄はそもそもとして米国による10%の税徴収は無いとのこと。

BHP、RIO、BTIはADR銘柄なので、そのメリットを享受できる。

 

ADRとは?

ADRとはAmerican Depositary Receiptの略で、米国預託証書のことです。

ADRは米国外の外国企業、あるいは米国企業の外国法人子会社などが発行する有価証券に対する所有権を示す、米ドル建て預かり証書のこと。

ニューヨーク証券取引所に上場されているものもあり、通常の米国株式と同じように売買ができます。

 

米国株にNISAって必要?結論はADR銘柄を選んで無税で高配当を実現! | 30代運用男子!!

 

ADR投資のメリット・デメリットは?主な取扱証券会社や対象投資国も | 株式投資コラム | 未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」

 

以上を踏まえると候補銘柄の実質的な配当利回りは下記になる。

 

  • BHP:5.4%(ADR銘柄のため、米国からの税徴収は無し)
  • RIO:5.68%(ADR銘柄のため、米国からの税徴収は無し)
  • BTI:9.68%(ADR銘柄のため、米国からの税徴収は無し)
  • UVV:4.9%(米国からの10%税徴収後)

 

 

 

ただし、それでも日本の高配当銘柄の候補よりは大分配当利回りは高い。

 

higeyarou79.hatenablog.com

 

 

つみたて投資枠について

私の基本戦略は「高配当銘柄への分散投資」なのだが、その場合はNISAの成長投資枠(年間240万円)しか使用できない。

 

つみたて投資枠(年間120万円/トータル600万円)の非課税枠を無駄にすることになる。

これでは非課税枠がもったいない。

 

ということで、今まではインデックス投信への投資はやってこなかったが、これはいい機会かもしれないと思い直し、少なくともつみたて投資枠についてはインデックス投信への積立投資を試してみようと考えている。

 

 

積立買付

積立買付をする場合、毎日、毎週、毎月の3つのコースが設定可能になっている(SBI証券)。

SBI証券では新NISAにおける投資信託の取引手数料は0円に設定されているので、毎日細かく買っていってもそれで手数料が余計にかかるということも無さそう。

 

NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA|SBI証券

 

 

 

定期的に一定金額を購入していくことによって、ドルコスト平均法を実施することができる。

 

毎日積立と毎月積立とではそれほど大きな差は無いようだけど、毎日積立の方がより細かく売買できるため累積収益率は高くなる可能性があるとのこと。

 

president.jp

 

 

私の投資戦略について

以上を踏まえて、私の新NISAについての戦略は下記とする予定。

 

成長投資枠(年間240万円)

  • 米国の高配当銘柄への分散投資
  • SBI証券ではNISAにおける米国株の取引手数料は0円に設定されているため、細かく分散して買っていっても手数料負けすることもない

 

つみたて投資枠(年間120万円)

  • インデックス投信(オールカントリー or 全米株式)への積立買付
  • 毎日買付を選択する予定
  • 開始時期、一日あたりの買い付け金額の詳細は別途検討

 

 

タイミングを見て、ポートフォリオの調整を行っていこう。

 

 

 

 

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