健康保険の現状の続き
負担割合UP対策
医療費の自己負担割合について、今後はさらに引き上げられていくことが推測される。
負担割合UPに対してどのように備えるか。
健康寿命を延ばす
やはり、健康を維持するということが何よりも大切になる。
病気にならなければ病院にかかることもないし、医療費を自己負担することもない。自分の意識だけでは避けられない病気もこの世の中にはあるが、避けられるものはできるだけ避けていきたい。
そのためにも、予防に力を入れる。
そこにはある程度の「予防コスト」も許容する。
健康を維持するために必要なコストは、ある意味では必要経費ということもできる。
具体的には、特に次の3点に関しては力を入れて取り組んでいく。
- 食事
- 運動
- 睡眠
また、何かしらの病気になっていても早期発見できるように、毎年の健康診査、がん検診は必ず受けるようにする。
早期で発見できれば治療費も抑えることができるし、何よりも自分の命を守ることになる。
国民健康保険の加入者であれば毎年の健康診査は無料で受けることができ、がん検診も低コストで受けることができる。
それに住民税非課税世帯なら、がん検診の費用は免除となる。
その際は「非課税証明書」が必要となるが、証明書の発行に200円かけてもそれで数千円のがん検診が無料になるのなら十分に元はとれる。
資産にバッファを設ける
自分の意志の力では避けられない病気にかかってしまうということも十分に考えられる。人生、何が起きるか分からない。
そのためにも、資産には「緊急時用資金」としてのバッファを設けておく。
病気になった際は、その緊急時用資金から医療費を賄う。
給付抑制対策
社会保障給付費(医療)抑制のため、現在次のような案が政府で検討されている。
- OTC類似薬の保険適用除外
- 高額療養費上限引き上げ
OTC類似薬の保険適用除外
検討されているのは、保険適用されているOTC類似薬(胃腸・整腸・便秘薬、抗アレルギー薬、保湿剤、湿布薬、点眼薬、解熱鎮痛薬、滋養強壮剤、ビタミン剤など)を保険適用外にするというもの。
しかし、現在も今までも、私はOTC類似薬を医師から処方してもらったことは一度もない。
この制度改正に関しては少なくとも私には影響はないだろう。
高額療養費上限引き上げ
現時点で「高額療養費制度」を利用しているわけではないので、現状では私には影響はない。
しかし、将来、どのような病気になるかは分からない。
未来のことは誰にも分からない。
不確実な未来に備える方法として「保険」がある。
例えば、「がん保険」では月額1,000~2,000円の保険料を支払えば、がんに罹患したときに一時給付金として100万円程度の保険が下りる。
私としては「保険」ではなく、「負担割合UP対策」と同様に「資産にバッファを設ける」という方法で備える。
また、「不労収入(配当金、利金)>生活費」という状態を維持することでも不測の事態に備える。
不労収入はその名の通り、自分では全く働かなくても手元に入ってくる収入なので、病気で動けなくなっても収入を維持できる。生活にすぐに困るということはない。
生活費以上の不労収入を獲得できていれば、そこに「医療費」というプラスアルファの出費が発生したとしても、バッファ資産と組み合わせてある程度のロバスト性(柔軟性)を作り出すことができる。
もう一つの未来に備える
健康保険という制度を維持するため、今以上に巨額な公費(税金、国債)が社会保障給付費に投入され続けるということが想定される。
しかし、少子高齢化が進む中で、その方法はどう考えても持続可能な方法ではない。
どこかで行き詰る。
その先の未来はどのようになっているのか。
私は、「国家財政を借金(国債)で賄えなくなる未来」を予測している。
私が予測する未来の一つは次のような未来だ。
「円の価値が暴落して悪性のインフレが発生し、一方で増税によって国民の負担が増していく。緊縮財政を敷く国には国民を助ける余裕がなくなり、自分の身は自分で守らなくてはならなくなる」
その「もう一つの未来」に備えて、粛々とインフレ対策は進めていく。
