知識蓄積ノート

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㉒セミリタイアについての基本的な考え方:メーカー中途採用への応募(内定受諾決断までの流れ)

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最終選考会に対する合格連絡

 
B社人事担当から電話で、私が最終選考会を合格したと聞いたのが2018年6月29日(金)の午後6時過ぎ。
 
電話先の人事担当者は、
内定を受諾するかどうかの回答は来週中にお願いします
と言った。
 
その日が週末の金曜日だったので、本当に一週間しかなかった。
 
つまり、その一週間で自分の人生を大きく左右する一つの大きな決断をする必要があるということだった。内定を受諾して実際に転職しても私の人生は大きく変わるし、また、内定を辞退して今の会社に居続けるとしても、ある意味では「変えられる未来を変えられなかった」という点で私の人生を大きく変えることになる決断だった。
 
それまでの私はそれなりに転職活動を継続していたのだけど、どこか「転職」を「実現できるはずがない、遠い向こう側のできごと」と捉えていた。その時の苦しい状態から何とかして人生の方向性を変えたくて、そして変える手段が「転職」しか思いつかないからその活動を続けていたというような状態だった。
 
だけど、人事担当からの「最終選考会に合格しました」という言葉は、「転職」という空想を、私にとって目の前の現実に急に姿を変えた
 
 
 
その日の夜は同じように夜遅くまで残業して試作機の評価をしていたのだけど、その評価を続けながら頭の中には様々な思いが吹き荒れていた。
 
 
 
これで、目の前のこの苦しみから逃れられる・・・。
 
だけど、転職しても同じような苦しみが同じように襲ってくるんだろうな・・・。
 
転職したら自分の居場所を本当にゼロから作りあげる必要がある。転職することによって、もしかしたら今以上の苦しみに襲われるということもあるんだろうか・・・。
 
 
 
でも、人間は現金なものだから、とりあえず目の前の苦しみから逃れることが最優先だった。だからこそ、私の心の中の大部分は「これで逃げられる・・・」という安堵感が占めていたように思う。
 
 
 

転職の決断

 
 
その日の午後7時くらいに、そのB社人事担当からメールが届いていた。
 
 
 
2018/06/29 18:55
 
〇〇様
 
 
〇〇株式会社 キャリア採用担当の〇〇です。
 
この度は、当社への応募および選考会への参加を
いただきありがとうございました。
 
 
先ほど電話でもお伝えしましたとおり、
総合判断の結果
〇〇様は選考合格、ご内定となりました。
 
ご入社予定日は9月1日付、
出社初日は9月3日(月)となります。
 
 
内定通知書を本メールに添付して送付しますので、
内容のご確認をお願いいたします。
 
なお、内定通知書の弊社捺印後、正式版として再度メールと郵送
にて承諾書も併せてお送りしますので、今しばらくお待ちください。
郵便発送が来週となってしまうため、物理的なご返送期日は
ご相談可能ですが、メール/電話でのご意向の回答は来週中に
いただければと存じます。
 
 
確認事項等ございましたら、キャリア採用担当の〇〇まで
ご連絡ください。
 
それでは、〇〇様のご入社を
心よりお待ちしております。
 
 
 
そのメールには「採用内定通知書」というPDFファイルが添付されていて、そのファイルを開くためのパスワードは別メールで連絡が来ていた。
 
 
 

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その日の夜、誰もいない自分の部屋に帰った私は、これから先のことを考えていた。
 
 
 
確かに、転職するということ、働く場所を変えて全く見知らぬ場所で新しく働き始めるということ、そのことに対する恐怖があった。だけど、次の三点を考えたときに、私にとっては「内定を辞退する」という選択肢は無いように思えた。
 
  1. 今の職場での苦しみから逃れること。
  2. B社という日本を代表するメーカーの製品開発を経験すること。
  3. 全く別のメーカーの製品開発を経験するという経験は誰もができることではない。この経験はきっと将来的に独立に進む際に大きな糧になると思えたこと。
 
 
そう考えると、私にとって次の問題は、「どのように転職を進めていくか」という具体的な手段の方に移っていた。
B社に内定受諾の連絡をする前に、少なくとも家族に対しては話を通しておく必要がある。もしかしたら直接会って話をする必要があるかもしれない。もしそうなった場合、その機会は目の前の週末しかなかった。なぜなら、次の週にはB社に対して回答する必要があったのだから。
 
 
その日の夜、私は母親に「B社に転職することにした」という短いメッセージを送った。