知識蓄積ノート

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⑳セミリタイアについての基本的な考え方:メーカー中途採用への応募(B社最終選考会)

 

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最終選考会までの道中

 
2018年6月27日(水)がB社キャリア採用の最終選考会だった。
 
頻繁に有休を取得してしまうと変に勘繰られてしまうという思いがあったので、前回の一次選考会と同じく仮病を使って会社を休むことにした。最終選考会は8:45集合で、しかも当時住んでいた所と選考会が行われるB社本社が遠いということもあって、確か7時前には家を出たと思う。その直前に、職場のチームリーダーに、「体調不良のため休暇を取得します」というメールを一通送った。
 
一次選考会のときは最寄り駅を間違えるというハプニングがあったのだけど、2回目となればもうそのようなハプニングも起こりえない。その道中は特に問題もなく本社がある事業所に到着した。
 
 
 
最終選考会は役員面接と聞いていた。
 
おそらく私が入社を希望した事業における事業本部長のような人と面接するのだろう。
そんなことを漠然と考えていた。かといって何か事前に準備することもなく、ただ私は自分の中にある唯一の転職希望理由「コンシューマー製品の開発に携わりたい」という一点を押し通そうと思っていた。その当時の私にとってそれは本心だったし、以前の横浜市職員採用試験のときのような偽りの理由でもなかったので変に気負うこともなかった。心のどこかでは「どうせ不合格になるんだろうし、変に繕わずに自分の本心だけをしゃべるようにしよう」というどこか吹っ切れた思いがあった。
 
ただし、役員面接ということで厳しい突っ込みもされるかもしれない、という恐怖にも似た気持ちはどうしても消し去ることが出来なくて、最寄駅から某事業所に向かう道中の私の足は、鋼のように重かった。
 
 
 
今回はハプニングもなく着けたということで、集合時間よりも大分早く最寄り駅に到着していた。
かといって別にすることもない。せっかくだからと、その某事業所の周りを歩いてみることにした。某事業所のすぐ裏に川が流れていて、その川に沿って舗装された遊歩道を歩きながら、これから行われる役員面接を頭の中でシミュレーションしたりしていた。
 
約束の時間まで15分程度になったところで、私は足を某事業所の正門に向けた。
 
 
 

最終選考会にて

 
 
某事業所正門の受付で、前回の一次選考会の時と同じようにキャリア採用担当の〇〇さんを呼び出す。
 
前回の一次選考会と同じように事業所中央に建てられた建物に案内された。そして小さなミーティングスペースのような場所に通されて、
「お呼びするまで、ここでお待ちください」
と〇〇さんは出ていった。
 
10分くらい待っただろうか。
〇〇さんとは別の社員が私を呼びに来た。そして一次選考会のときと同じようにそのフロアに設置されている応接室に通された。ノックして入ると、机を前に一人の年配の男性。そして脇に別の社員。おそらく、年配の男性が役員で、脇の社員が人事担当なのだろう。勝手に目星をつけてその年配男性に合い向かうようにソファに座った。
 
 
 
これまでの経歴、そして転職を希望した理由については一次選考会の時と全く同じ話をした。
A社人事面接、B社一次選考会に続いて3回目の経験だったので、それなりにしゃべることができたように思う。
 
その後、その役員、あるいは人事担当からいくつかの質問が来た。
 
 
 
役員の質問。
「趣味は何かありますか?」
 
私の回答。
株式投資を少しやっています。財務諸表を分析したりして、投資先を決めています」
 
役員の質問。
「分析した中で、優れているなと思った企業はどこかありますか?」
 
私の回答。
「そうですね。例えば、〇〇などは非常に高い利益率を維持することが出来ています。なぜ高い利益率を維持できているのかということ、非常に競争力が高い製品を作ることが出来ているので高い値付けができているからだと思います」
 
役員の言葉。
それは、そうなんだろうけどね・・・
 
 
 
人事の質問。
「自己紹介シートには、内定後60日で入社可能と書かれていますが、もし入社するとなると9月一日で大丈夫ですか?
 
私はざっと頭の中で計算していた。
その最終選考会が6月27日。内定が7月頭に出るとなると、そこで今の勤め先に退職を伝えて実際に退職できるのは8月頭。8月は夏休みで1週間は休みになるので、9月一日での入社だと退職後の有休は3週間程度しか消化できない。2か月程度余っている有休の大部分を捨てることになってしまう・・・
 
一瞬、「10月一日とすることはできますか?」と交渉しようと思ったのだけど、すでに自己紹介シートに「60日」と書いてしまっている。私は仕方なく、
 
「大丈夫です」
 
と答えるしかなかった。
 
 
 
役員面接は30分程度で終わった。
 
その建物を出る際に、キャリア採用担当の〇〇さんに、
 
「結果が出次第ご連絡します」
 
と言葉をかけられる。
 
私は、「よろしくお願いいたします」と一度頭を下げて外に出た。
 
 
 
私の頭の上に広がる初夏の午前中の空は、青く晴れ渡っていた。