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㉔セミリタイアについての基本的な考え方:メーカー中途採用への応募(人生を変えた一週間)

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人生を変えた一週間

 
B社人事担当に「内定を受諾する」というメールを送った1時間後に、その人事担当から返信があった。
 
 
 
2018年7月5日(木) 9:52
 
お世話になっております。
〇〇株式会社 キャリア採用担当の〇〇です。
 
 
この度は内定をお受けいただけるとのこと、誠に
ありがとうございます。
ぜひともこれまでのご経験を活かし、弊社でご活躍
いただければと思います。
 
 
承諾書について、お手数をおかけしますが
ご対応のほどよろしくお願いいたします。
 
それでは引き続き、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
その日の夜、いつもと同じように夜遅くまで残業してから家に帰り、その人事担当からのメールを開く。その文面を見ながら、「これで完全に転職が決まってしまったんだ・・・」と改めて思い知らされた。
 
 
その一週間前の私は、最終選考会を終えその結果の連絡を待っていた。合格する自信なんて微塵も無かったから、「次はどこに応募しようかな」と漠然と考えながら毎日のつらい仕事を何とかやりすごしてた。
その一週間前の自分と、今の自分。
その二人の自分の立場は、その一週間という時間を隔てて全く変わってしまっていた。
 
つまり、その一週間で、私の人生は本当に大きく変わってしまっていたんだ。
 
一週間程度の時間で、こんなにも大きく人生を変えられるものなのか・・・
 
その激流のような流れに身を任せながら、私はそのときの自分の状況を俯瞰的に不思議な思いを抱きながら見ていた。
 
 
 
 

退職通告

 
次の大きな壁は、その当時勤めていた会社の直属の上司に退職を伝えることだった。
 
B社への内定が決まったのが2018年7月5日。
そしてB社への入社日は2018年9月1日。
 
その時すでに2か月を切っていた。7月上旬に上司に退職を伝えたとして引継ぎに1か月かかるとしたら、最終出社日が8月上旬になる。8月末日までは残っていた有休を消化して退職日は8月末日にする。その当時住んでいた所と新しく勤務地になるところは離れていたので、その8月下旬の休みの期間を利用して引っ越しをする。
そのような計算を頭の中でしていた。
 
そしてその計画通りに進めるためにもできるだけ早く、上司に退職を通告する必要があった。通告が遅れれば遅れるほど、最終出社日が後にずれ込んで8月下旬の引っ越しのための期間を確保できなくなる。
 
しかも、もうB社には内定受諾の連絡をしていたし、家族の了承も得られていたので、私自身がこの会社を退職することは私の中ではすでに決定事項だった。だから本当に残されていたのはその時の上司に退職を通告するだけだった。
 
 
だけど、その「退職通告」は本当に勇気がいることだった
 
私が退職を伝えて、それに対する反応、それ以後に発生する様々な障壁を想像すると、中々前には進めなかった。
 
かといって、そのまま何もせずにやりすごすことは当然できない。
 
 
 
結局内定が決まってからの数日は、退職通告するタイミングがつかめなくて無為にやり過ごしてしまっていた。もうこれ以上先延ばしすると本当に今後のスケジュールに影響するという段階になって、私は上司のN氏に、
 
今後の私のキャリアについて相談したいことがある
 
というメールを送り、打ち合わせを設定した。