株価チャート
24年に入って日経平均が大きく上がる中、低迷を続けている。
24年4月に一度1,400円まで下げるが、その後は1,400~1,500円でもみ合っている状況。
2021年の一年間で株価が4,500から2,000円まで大きく下落。その後は低迷を続けている。
日足チャート

週足チャート

24年12月期 第1四半期決算
決算発表日:2024年5月14日
売上高、営業利益

- 売上高:0.6%
- 営業利益:△20.8%
- 営業利益率:10.9%
増収減益。
減益幅は 約20%と大きい。ただし、それでも営業利益率は 10%を維持。
配当

- 配当金:76円
- 株価(7/16):1,512.5円
- 一株利益:63.54円
- 配当利回り:5.0%
- 配当性向:119.6%
配当利回りは5%と非常に高い。
しかし配当性向が約120%と非常に高く、稼いだ利益以上の配当を拠出しているような状況。

19年以降も増配を続けているが、21年12月期より配当性向が100%を超えており、それ以降は100%以上の状態が常態化している。
24年12月期 通期業績予想

営業利益
- 通期業績予想:114億円(+6.3%)
- 第1四半期実績:26億円
- 進捗率:22.8%
24年12月期の通期業績予想は増収増益となっており、増益幅は6.3%を見込んでいる。
しかし第1四半期の実績は前期比で20%以上の大幅な減益となっており、第1四半期時点の進捗率は22.8%と目安の25%を切っている。
損益計算書

売上総利益は増やすことが出来ているが、それ以上に販管費が膨らんでしまっていて大幅な減益につながっている。
セグメント

セグメント利益
- 日本事業:5.2億円
- 中国事業:23.2億円
- シンガポール事業:3.5億円
- ランシノ事業:4.3億円
利益の64%を中国事業で稼いでいる。
関連記事
2024/05/09 日本経済新聞
ピジョンの業績回復が進まない。2024年12月期は7期ぶりの最終増益を目指すが、伸び率は2%にとどまる。中国に続く成長地域に据えるアジアで苦戦する。在庫が積み上がり資産効率の低下も招く。株価は約10年ぶりの安値圏に沈み、ユニ・チャームなど日用品他社の背中は遠い。
ピジョンは、市場が成熟傾向にある中国事業の売上高が全体の4割近くある。直近は中東まで含むアジアに力を入れ、前期は売上高の14%をアジアで稼ぐ。ただ前期の地域別売上高(現地通貨ベース)では、主力市場とされるシンガポールが3%減、インドネシアが9%減だった。重視するインドも20%減った。
2024/02/17 日本経済新聞
16日の東京株式市場でピジョン株が一時前日比143・5円(9%)安の1433円まで下げ、10年ぶりの安値をつけた。前日の取引終了後、2024年12月期の連結営業利益が前期比6%増の114億円になりそうだと発表した。市場予想のQUICKコンセンサス(1月24日時点)の139億円を下回り、想定以上に中国事業の不振が続くことを懸念した売りが膨らんだ。
23年12月期は東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出の影響を受け、6期連続の最終減益だった。中国でのインフルエンサーを通じた販促が制限され、乳児向けスキンケア製品などの販売が不調だった。
まとめ
有利子負債はゼロであり、無借金経営を行っている。財務構造は問題ない。
だけど、利益構造に懸念がある。
24年12月期の通期業績予想は増収増益だが、第1四半期は20%を超える大幅な減益。将来的な業績の下方修正の可能性あり。
利益の大部分を稼ぎ出している中国事業の先行きの不透明感により、株価は低迷を続けている。
大きく株価が下がることによって配当利回りも5%と非常に高い値になっているが、配当性向が120%近くまで上がっており今の水準の配当を出し続けることが出来るのかも疑問が残る。
いくら株価が大きく下がっているとはいえ、買うには少しリスクが高いかな。