知識蓄積ノート

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アーリーリタイア前に読んでいた本:Dark Horse(1)

私がアーリーリタイア前に何度も読み返していた本。

その二冊目が「Dark Horse」という本だった。

 

Dark Horse

 

 

本屋で平置きされているのを見かけて、手に取ってぱらぱらとめくってみたときに、すぐに、

この本は買ったほうがいい

と思った本だった。

 

 

私は部屋の荷物はできるだけ少なくしたいというミニマリストのような考えを持っていたので、実際の本はここ何年も買っていない。

買ったのもFP2級を受験するときのテキストが最後で、それも2年ほど前のことだった。

 

そのようなわけだったから、本屋では買わずに、家に帰ってKindleからすぐに購入した。

 

 

ダークホースとは何か

そもそもとして「ダークホース」とはどのような存在のことなのか。

著者は次のように述べる。

 

予想を覆して勝利する人々、今まで見向きもされなかったのに突然快進撃をはじめ勝者となる人を表す言葉がある。

それが、「ダークホース」だ。

 

「ダークホース」という言葉は、1831年に小説「The Young Duke」が出版され、初めて庶民の間で使われるようになった。このイギリス小説のなかで、主人公が競馬に行き、ある馬に賭けて大損をするが、それは「誰も予想しなかった、未知の馬ダークホース」が勝ったからだった。

このフレーズはたちまち流行し、やがて「ダークホース」だけで、「予想外の勝者」という意味をあらわすようになった。

 

その「ダークホース」の例としてアランという男が紹介されている。

 

彼は事業家としてビジネスを成功させ、28歳になるころには小さな町に”ビジネス帝国”を築き上げていた。

 

だけど彼はある朝、

「これは本当の僕じゃない。僕には、もっと別の何かがあるはずだ」

と気づき、すべての事業を売り払って、引っ越した土地で新しく紳士用のスーツづくりを始める。

脇目もふらず邁進して、35歳のときには、初めて全米ファッション界の賞を受賞した。

どこともなく突然現れ、そのずば抜けた才能を独自の流儀でその世界に認めさせた「ダークホース」だった。

 

 

そのような人たちはなぜ「ダークホース」になれたのか

そして、なぜ成功したのか。

 

決して既存の道を進んだわけではなかった。

そうではなく、既存のゲームのルールを破ったから成功したのだ。

そのように著者は言う。

 

彼らを研究することによって「自力で成功する方法」について特別な参考データを提供してくれるのではないか、そのような考えのもと「ダーク・ホースプロジェクト」を立ち上げ、あらゆる分野の専門家にインタビューをしてその結果をまとめたのが本書だった。

 

 

「充実感」を何よりも大切にしている

ダークホースに共通する点として「充実感の重視」と「自分の人生に対する違和感」があるという。

 

「充実感の追求」という、何よりも大切な決断こそが、ダークホースを究極的に定義づける。

 

充実感の追求が、彼らを成功に導いた。

 

「何かに成功すること」で充実感を得たのではなく、「 自分自身にとってかけがえのないことに熱心に取り組むこと」で充実感を得たのだ。

 

個人軸における成功とは、充足感を追い求め、成功に到達すること

 

成功したから充実感を感じたのではなく、自分にとっての充実感を追求したからこそ成功した。

 

本当に問うべき問いは、

「どうすれば成功するのか?」

ではなくて、

「私は何にだったら充実感を感じるのか」

だった。

 

 

標準化されたシステムは、われわれにこう要求している。

「切なる望みを押さえつけ、幸福追求を後回しにせよ。専門性を極めるために、長く険しい道のりを脇目もふらず進むことが先決だ」

 

標準化されたシステムにおいて個人の充足感が軽視される以上、ダークホースたちのように、真っすぐな道の途中で不平や不満を感じても、その感覚が軽視されることが多いのは当然だ。やりがいを感じないと不平を言う学生や従業員は、多くの場合、変な特権意識をもっていると一蹴されるか、あるいは、組織が個人に合わせるべきなど厚かましいとして笑いものにされる。

 

一方、ダークホースたちは、それぞれの個性を生かして充足感を得ようとする。その充足感が、成功を得るうえで最適な条件を作り出すというのだ。

 

 

私もいつもそのような「自分の人生に対する違和感」を感じていた。

今生きているのは私の一度きりの人生のはずなのに、他の誰かの人生を生きてしまっているようなそんな違和感がずっとぬぐえなかった。

 

ただ、その「違和感」の正体がずっと分からなかった。

いや、心のどこかでは分かっていたのだけど、それをうまく言語化することが出来なかったという方が正確かもしれない。

 

自分が望みもしない道を進み続けるというような生き方をしていたら、その道の途中でいつかかならず後悔する。

絶望を抱えたまま、立ち尽くすことになってしまう。

 

この本を読んで、そのことを強く感じた。

 

 

 

 

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