株価チャート
23年9月末の 2,600円を天井にして調整が続いている。
週足で見ると今の2,200~2,300円辺りが調整ポイントになるか。ただし、そこから再び上昇トレンドに転換するかどうかは不明。
日足チャート
週足チャート
24年3月期 第2四半期決算
決算発表日:2023年10月31日
売上高、営業利益
- 売上高:△24.8%
- 営業利益:△47.9%
- 営業利益率:6.9%
減収減益。しかも減益幅が47%と高い。
ただ営業利益率は6.9%ということで、電力会社という点ではまだ高い部類に入るだろうか。
主な減益要因として下記を挙げている。
- JEPX販売の粗利減少により減益
- 豪州炭鉱権益保有会社の減益
配当
- 配当金:90円
- 株価(11/5);2,283円
- 一株利益:366.38円
- 配当利回り:3.9%
- 配当性向:24.5%
配当利回りは4%には到達していないが、それでも十分高い。
配当性向は24%と非常に低く抑えられている。減益してこの水準なのでもう少し増配する余地はあるように見える。
連結業績予想
2024年3月 今回修正予想
- 売上高:13,070億円
- 営業利益:870億円
連結業績予想は下方修正。
下方修正要因として販売電力量の減少や販売価格の下落が挙げられているが、もしそうだとしたら本業に係ると事で減益してしまっているということになる。
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電力、値上げで業績復調――Jパワー、長崎の発電所を休廃止
2023/11/01 日本経済新聞
発電大手のJパワーは31日、松島火力発電所(長崎県西海市)を2025年3月末で休廃止すると発表した。1号機(出力50万キロワット)を廃止し、2号機(同)を休止する。
二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力を段階的に減らし、次世代の発電技術に置き換える計画の一環。従業員の雇用は同じ発電所で維持する。
まとめ
ここに来ての利益構造の悪化は気になる。財務構造に関しては電力会社という装置産業であることを考慮すれば現状の水準は許容範囲内だろうか。
インフラ企業なので倒産というようなことにはならないだろうけど、ただし将来的な減配リスクはありえる。ただ、現状でも配当性向は24%程度と低く抑えられてはいるのですぐの減配は無いかな。
とりあえず保有継続。
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