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【株式投資/企業分析】Jパワー(23年3月期 第3四半期決算)

 

株価チャート

ここ半年は2,000~2,200円の間をもみ合っている状況。

週足で見るとまだ上昇余地はあるようだけど、ただ、中々2,300円の天井を突破していかない。

 

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

23年3月期 第3四半期決算

決算発表日:2023年1月31日

 

売上高、営業利益

  • 売上高:97.5%増
  • 営業利益:152.6%増
  • 営業利益率:11.4%

 

大幅な 増収増益

営業利益率も10%の大台に乗っている。

 

 

石炭価格上昇が増益の主要因とのこと。

 

 

 

 

配当

  • 配当:80円
  • 株価(2/24):2,144円
  • 一株利益:628.66円
  • 配当利回り:3.7%
  • 配当性向:12.7%

 

配当利回りは目安となる4%は切ってしまっているが、それでも3%後半と十分に高い。

何よりも配当性向が12%と非常に低いのがいい。まだまだ配当原資的には問題ないし、もっと増配につなげてほしいところ。

 

 

通期決算業績予想修正

23年3月期通期業績予想

  • 売上高:1兆8,690億円
  • 営業利益:1,710億円
  • 営業利益率:9.1%

 

売上高、営業利益ともに上方修正

 

 

 

バランスシート

固定負債

  • 社債:7,840億円
  • 長期借入金:8,617億円

流動負債

  • 1年以内に期限到来の固定負債:1,606億円
  • 短期借入金:921億円
  • コマーシャル・ペーパー:699億円

 

巨額の有利子負債を抱えてはいるけど、大部分は固定負債として借り入れている。その点ではまだ財務構造は問題ないかな。

 

発電所という装置産業なので、この高水準の有利子負債は事業構造によるものなのかもしれない。

 

 

 

関連記事

 

Jパワー、海外発電に活路、石炭関連好調も低PBR、利益「資源超え」規模拡大カギ

 

2023/01/26  日本経済新聞

 

最高益を見込むJパワーの評価が上がってこない。

石炭関連は好調だが一過性の面が強い。恩恵が薄れると、資産の重たさが成長を妨げかねないと懸念され、株価純資産倍率(PBR)は0.3倍台にとどまる。それでも突破口はある。石炭関連を上回る収益性を誇る海外発電事業だ。

 

www.nikkei.com

 

 

 

まとめ

東京電力等の電力会社とは違い最終需要家に販売していないという点からなのか、大幅な増収増益。

 

これまでの株価上昇を受けて配当利回りは3.7%まだ下がってしまったけど、配当性向を見ても将来的な増配もある程度は見込んでもいい気がする。

 

ただし、2,300円の天井を突破できるかどうかはまだ見えてこない。現状は2,000~2,300円をもみ合っている状況。

2,000円の底値付近まで調整することがあれば買い増してもいいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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