知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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投資~日本株:J-POWER(22年3月期 通期決算)

 

 

 

株価チャート

 

5/11の決算発表後に窓を開けて大幅上昇。

週足チャートを見ると2,000円あたりが一つの天井と見ていたけど、その天井は一瞬で突破。

 

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

22年3月期 通期決算

 

売上高、営業利益

  • 売上高:19.3%増
  • 営業利益:11.8%増
  • 営業利益率:7.9%

 

増収増益。
四季報予測(営業利益850億円)を上回っている。
営業利益率は10%にいっていないけど、許容範囲内。

 

 

前回の決算発表(第3四半期決算)で通期予想を上方修正していたけど、今回の決算結果ではその修正後の値(営業利益740億円)も上回っているのはポジティブインパクトの一つかな。

 

higeyarou79.hatenablog.com

 

 

 

配当

  • 配当金:80円
  • 株価(5/22):2,127円
  • 一株利益:366.02円
  • 配当利回り:3.7%
  • 配当性向:21.8%

 

ここのところの株価上昇を受けて配当利回りは4%弱まで低下。

ただ配当性向は21%と低めなので、配当原資さえ確保できていればそれほど減配リスクは無いかな。将来的な増配も少しは期待できる。

来期は75円から80円に増配予想

 

 

バランスシート

  • 総資産:30,661億円
  • 固定資産:25,948億円

 

総資産3兆円のうち2.6兆円は固定資産 として保有。固定資産の比率が高いのはインフラ系の企業の特徴の一つ。

 

その中で核燃料を750億円保有

 

 

キャッシュ・フロー計算書

  • コマーシャル・ペーパーの発行による収入:1,400億円
  • コマーシャル・ペーパーの償還による支出:-700億円
  • 配当金の支払い額:-137億円

 

コマーシャル・ペーパー発行で1400億円の収入がある。ただ、償還のため700億円を支出。差し引き700億円のキャッシュ獲得。

 

 

コマーシャルペーパー

 

企業が事業に必要な資金を調達するために発行する、短期の無担保約束手形(英語の頭文字をとって「CP」とも呼ばれる)。

発行は主に財務内容が良好な大企業に限られ、資金需要に応じて金額や償還期限などの発行条件が決められる。 社債と似た性格を持つ金融商品

 

www.sc.mufg.jp

 

 

配当金の支払いは137億円

武田薬品工業は2,800億円も拠出しているので桁が違うけど、それも事業形態を考えると仕方ないかな。

 

 

 

J-POWERグループの発電設備の概要

  • 石炭火力:9,928MW
  • ガス火力:5,229MW
  • 水力:9,060MW
  • 風力:524MW
  • 地熱:23MW

 

やはり火力発電(石炭火力、ガス火力)が占める比重は大きいのだけど、思ったよりも水力発電の比重も高い。

水力発電再生可能エネルギーの一つなので、地球環境を考えてもそこは今後も力を入れてほしいかな。

 

風力、地熱はまだまだ比率は低い。

 

 

業績予想概要および配当

来期は大幅な増収増益の予想。

また、5円の増配も発表。

これもポジティブインパクトとなって、決算発表後の窓を開けての株価大幅上昇につながった様子。

 

 

 

まとめ

 

財務構造は脆弱。ただしインフラということを考えると将来的に国がこの会社をつぶすとも考えにくい。東電のように救済するはず。ただし東電は会社は存続したけど、配当は無配に転落。

 

いずれにせよ投資をしている上ではリスクはゼロにはできないので、そこはある程度分散投資しながらリスクコントロールしていくしかない。

 

利益構造は改善の方向に進んでいるので、とりあえず保有は継続。

(そもそもNISA枠で買っているので、簡単には売れない)

 

 

 

 

 

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