課長昇進、出向・副業が前提、三井住友海上、新事業開拓促す。
2022/01/23 日本経済新聞
”三井住友海上火災保険は出向や社外での副業など「外部での経験」を社員が課長に昇進するための前提にする。大手企業で管理職の昇進に外部経験を課すのは珍しい。出向などで得た知見や人脈を社内で生かし、新たな事業の開発を促す。損害保険は主力の火災や自動車保険の成長が頭打ちになっており、多彩な人材の育成や外部との連携強化が課題になっていた。”
三井住友海上が、課長への昇進条件として「外部での経験」を必須とするという記事。「外部での経験」は次のようなものが含まれるという。
外部での経験
- 出向(企業、官庁)
- 社外での副業
- 中途採用者
これからの時代は色々と不確実なので、幹部となる社員にも経験の多様性を求めていくということなんだろうな。
その考え方自体は私は同意できる。
確かに一つの会社、一つの部署でずっと働き続けていけばその場所では「スペシャリスト」にはなれるのだろうけど、それでは考え方や行動が硬直していってしまう。
実際に色々な職場を経験するということは、思考の幅を広げるという意味において非常に有効なはず。
それに、一つの会社の中で獲得したスキルがその部署では大きな力を発揮するのかもしれないけど、その会社の外に出てしまうと、全く使い物にならないスキルという場合もある。
転職することによって、「何が汎用的なスキルで、何がローカルのスキルなのか」を識別することが出来る。汎用的なスキルであれば新しい会社でも力を発揮してくれるはずだから。
と、実際に転職を経験した私が言う。
私の経歴
- 2004年:新卒で某国内メーカーの開発職に就職
- 2018年:別の国内メーカーの開発職に転職
- 2022年:今に至る
ただし、私の場合は、別に管理職になりたいという思いは全くなかった。
あくまでも「経済的自由」を確立するうえで、転職経験は有効だという思いがあったからこその転職だった。
もうすでに今の会社に3年間も在籍している。
もうそろそろ次のステップに進む頃合いかな。