知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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100年ライフ:40歳を超えた未経験者なんて、そう簡単に雇ってくれるとは思えない。

 

40歳を超えた未経験者

 
今、ここで会社を辞めるとして、これからどのような戦略をもとに行動していけばいいのか。
 
 
現時点では企業という枠組みから離れて、再び企業という枠組みのもとに戻るつもりはなかった。ただ、将来どうなるかは分からない。将来的にはまたサラリーマンとして生きる道も残しておいた方が有効なのだろうか。
 
正直言って、とてもそうは思えない。
 
今までサラリーマンとしてやってきたこと(機械設計)をやろうとしたところで、数年のブランクがある中では中々再就職は難しい気がする。今の会社に転職したのも、それまでにやって来たことと直接関係する仕事だったからこそ採用が決まったのだと考えている。
 
では、全く未経験の職種に就職するのはどうか
おそらくそれも難しい。40歳を超えた未経験者なんて、そう簡単に雇ってくれるとは思えない
 
 
 
 
新しい職種とスキルが登場する *1
 
これからの数十年で、労働市場に存在する職種は大きく入れ替わる。古い職種が消滅し、新しい職種が出現するのだ。今日の世界では、100年前に雇用の多くの割合を占めていた農業と家事サービスの職が大きく減り、オフィス労働者の割合が大幅に上昇している。こうした職種の入れ替わりは今後も続く。
 
労働市場が急速に変化するなかで、70代、80代まで働くようになれば、手持ちの知識に磨きをかけるだけでは最後まで生産性を保てない。時間を取って、学び直しとスキルの再取得に投資する必要がある
 
 
 
 

第三の道

 
おそらく、再び企業の枠組みに戻ることがあっても「転職」というやり方とは違う方法になるように思う。
今までの社会人生活でやって来たこと(機械設計)の延長線上での「転職」。未経験職への「転職」。それとは違う第三の道を進むべき。
 
 
では、その「第三の道」とは何か。
 
セミリタイアし、会社から独立した生活の中で色々とできることを増やしておく。色々と行動して試してみる
それは趣味でもいいだろうし、一つくらいは実際に会社を作ってみて何かしらの経営をしてみてもいい。その上で自分だけの「職種」を作ってしまう。会社の枠組みに完全に入るのではなく、その「職種」として会社と取引をするようなイメージ。セミリタイアした生き方の延長線上として、そのような未来も模索してみてもいいかもしれないね。
 

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*1: LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略 リンダ・グラットン 著