知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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「企業における労働」についての考え方①:就職してから今まで

 

私は2004年に就職した。
 
大学では工学部の機械学科に在籍していて、その延長線上で就職活動をしていた。
正直その頃の私にはとくに「〇〇をしたい!」という強い熱意は無かったのだけど、その当時やっていたNHKの「プロジェクトX」という番組が好きだった。その番組は、何かしらのプロジェクトにおける成功への過程を描くドキュメンタリー番組で、よくメーカーの斬新な新製品の開発がテーマに取り上げられていた。
 
「このように、世の中にない製品を作り出せるのなら、それはそれで面白いかもしれない」
 
そんなことを漠然と考えていた私は、就職活動でもメーカの設計職を志望していた。
 

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就職してから

 
新卒で入った会社には約15年、そして転職後の会社には約2年在籍している。その間ずっと私は、「メーカの機械設計職」という職種は変わらなかった。
 
その約17年の間に実際に色々な新製品の立ち上げに関わった。
 
その経験は誰しもができる経験ではなかったので、ある意味では意義のある17年間と言えるかもしれない。電気店などで私が設計した製品が陳列されているのを見ると、素直にうれしかった。
 
 
ただ、その17年間は苦しみの17年間だった。
 
単純に私は「会社」という組織にうまくなじめなかったのだと思う。
個人活動で取り組めるタスクについては得意だったのだけど、他者との協調やリーダーシップを求められるタスクについては本当に苦手だった。そして「製品を開発する」ということは色々な部署の人たちとの協調を強く求められる仕事だった。
 
私は働き方、そして生き方を変えていきたいとずっと思っていた。それはこの17年間ずっと変わらなかった。