先週の日曜日(12月5日))、少し迷ったけど結局、特別展「鶴岡八幡宮の名刀」に行くことにした。
この特別展は9月1日から12月5日まで鶴岡八幡宮境内にある「 鎌倉文華館」なるところで開催されていた。
12月5日はその最終日ということもあったので、おそらく混んでいるだろうと見込んでいたけど、「半世紀ぶりに公開される国宝が観られるのなら、少しくらい待ってもいいかな」と思い直し、昼前に家を出てそのまま電車に飛び乗ったのだ。
その前日はとても晴れていてその日曜日も始めは同じようによく晴れていたのだけど、途中で雲が太陽を隠してしまって電車乗り換えで駅のホームに立っているときなどは肌寒さを感じた。
鶴岡八幡宮の周りは、さすがに観光名所だけあって多くの人が行き交っていた。その様子を見て「これは特別展も混んでいるかもしれないな・・・」と少し覚悟してその境内に入っていく。
鎌倉文華館は、鶴岡八幡宮の正面門を入って少し左に折れたころにひっそりと建っていた。入り口には「鶴岡八幡宮の名刀」と書かれた大きな看板が立っている。
その鎌倉文華館に入ってみてまず驚いたのは、全く混んでいなかったこと。周りに人の気配はほとんどなく、並ぶこともなく入場のチケットを買うことが出来た。
入り口から入り、階段を2階に上がる。
その2階のフロアが今回の展示会場となっていた。
鎌倉時代や鶴岡八幡宮についての説明パネルが始めに並んでいたので、私はその一つ一つを丁寧に読んでいった。このように色々な歴史を知ることが出来るというのも特別展の一つの醍醐味になっている、と私は勝手に思っている。
パネルを一通り読み終えると、さっそく展示物を一つずつ見ていく。
別に刀剣について詳しいわけではなかったけど、まず1000年も昔(鎌倉時代)に作られた刀剣が、その紐や鞘までもきれいに保存されているということに純粋に感動した。そして、その刀剣が歴史上の人物(源頼朝や徳川吉宗)によって寄進、奉納されたものだという事実にも同じように感動した。
展示物を見終わって鎌倉文華館出た後、せっかくなので鶴岡八幡宮にお参りをしてから帰ろうと本殿に向かう。
七五三のお参りなのか、着物姿の子どもの姿がちらほらと目についた。
交通費で約1100円。入館料で1300円。
約2400円の出費だったけど、やっぱり、 物より思い出、だよね。