目標
いつからだろう。
いつからか、私は経済的自由が欲しくて欲しくてたまらなかった。きっと、大学院を卒業して社会人として某メーカーの設計開発職として就職してからだったと思う。
「もし、手元に20億あって、そして余命が10年と告知されたとしたら、今やっている仕事をそれでも続けますか?」
誰かにそのように質問されたら、私は
「今やっている仕事は絶対に辞める」
と答える自信があった。
もしそれが事実だとしたら、今やっている仕事は生活費を得るため、そして社会的信用を得るためだけにやっているのに過ぎなかった。
でも、もし生きていくのに十分な不労収入があるのだとしたら、少なくとも生活費を得るためだけにする労働からは解放されるのではないのか。純粋にその仕事をやりたいからやる、そのような状態を作り出せるのではないのか。
私はそのような未来をずっと目指していたように思う。
そしてそのための私なりの答えは「株式配当」だった。
人によっては不動産やインデックス投資をターゲットにする人もいるのかもしれないけど、そもそもその不労収入のために変に時間や手間をかけたくなかった。そして生きていく生活費を確保するためにも、定期的なキャッシュフローを創出したかった。不動産は色々と売買手続きや管理手続きが煩雑に思えたし、インデックス投資を買って長期保有をしたとしても配当がなければ現金収入を作り出すことが出来ない。
戦略
では、どのようにして配当投資を行っていくか。
具体的には「ダウの犬戦略」をとっている。
まずは下記条件に当てはまる候補企業を抽出しておく。
・優れた利益財務構成
・独占的製品
・高配当(低配当性向)
そしてその企業の株価が市場要因で下がったときに買っていく。場合によっては買い増していく。基本的には長期保有。
そして年に1~2回、保有銘柄の見直しを行い、より魅力的な銘柄に資金を振り替えていく。それであれば、年1~2回の売買しか実際には手間がかからないし、配当というキャッシュフローを創出することもできる、はず。
現状の配当収入(2021年12月時点)
税引き後で年間約32万。
月間で見ると2.6万。
給与所得がある中でこの副収入があればそれなりに有効な収入になるのだろうけど、この不労収入だけで生活費を賄うのはまだまだ難しいか・・・。