勤めている会社では有給取得日数について目標設定されていたので、去年の11月末に有休を取得した。
久しぶりに平日に休みが取れるということで、国立科学博物館に「ミイラ展」を観に行った。休日にそのような特別展に行くと混んでいるという予想があったので、平日に休みが取れたら、いつか行こうと思っていた。
即身仏や南米のミイラなどが展示されている。
死とは何なのか。そんなことをぼんやり考えながら見て回っていた。
少なくとも、自分自身はミイラになってまでこの世界に形を残したいとは思わなかった。それよりも、意味のある形でこの世界に形を残したかった。
そのあとは、せっかくなので常設展も見て回る。
その中で印象に残ったのは日本の科学進展に寄与した科学者の展示と、これまでの科学技術の発展の展示だった。私も技術者として、その一端を担えているのだろうか。そんな思いを漠然と抱きながらそれらの展示を眺めていた。