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投資~日本株:セイコーエプソン(23年3月期 第1四半期決算)

 

 

株価チャート

 

22年6月に 2,300円の天井を形成後に1,900円まで下落。

一時期は2,200円まで買い戻されていたが、ここのところの市場全体の下落の影響を受けて2,000円を割るところまで下落。

 

週足を見ても、中々2,200円を超えるような買い圧力は無さそう。

今後の業績動向次第の所もあるけど、一時期の1,000円の底値からは2倍以上に代われている状態だし、中々今以上の上値を追うのは難しいか。

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

23年3月期 第1四半期決算

決算発表日:2022年7月29日

 

売上高、営業利益

  • 売上収益:5.6%増
  • 営業利益:31.9%増
  • 営業利益率:10.4%

 

増収増益。

営業利益は30%を超える大幅な増益。そのおかげもあって、営業利益率は10%の大台に乗っている。

メーカーでこの水準は十分高め。

 

 

配当

  • 配当金:72円
  • 株価(10/2):1,970円
  • 一株利益:213.86円
  • 配当利回り:3.6%
  • 配当利回り:3.1%(記念配当10円を除く)
  • 配当性向:33.6%
 
記念配当10円。
この影響を除くと配当利回り3.1%。少し利回りが低い。
配当性向自体は30%程度と問題なし。

 

 

 

10円の記念配当は、 創業80周年記念配当とのこと。

 

 

 

通期業績予想

  • 売上収益:13,200億円→13,600億円
  • 営業利益:960億円→1,020億円

 

売上、利益ともに上方修正。

ただし円安影響を盛り込んだとのことなので、業績が予想以上に伸びているということではなさそう。

営業利益が1,000億円の大台に乗っていることは見栄えもいいし、悪くは無いかな。

 

 

キャッシュフロー計算書

棚卸資産の増減額

  • 当第1四半期:-168億円
  • 前第1四半期:-53億円

 

営業活動によるキャッシュフロー約120億円のマイナス

本来キャッシュを稼ぐべきところで逆に流出してしまっている。

 

棚卸資産の増加の影響(170億円のマイナス)が大きい。

ただし保有キャッシュは3,000億程度あるので、この程度のマイナスであれば十分吸収できるか。

 

 

 

 

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エプソン、男性育休 当たり前に

 

 

2022/08/03  日本経済新聞

 

セイコーエプソンは男性社員が育児休業を取りやすい体制作りを急いでいる。男性の育児参加を促す改正育児・介護休業法の施行などを受け、2月には2022年度の男性社員の取得率を100%にする目標を掲げた。ただ、実現には制度面の充実はもちろん、対象となる社員や上司、同僚など幅広い関係者の意識改革も欠かせない。

 

www.nikkei.com

 

 

 

エプソン純利益、4~6月53%増、円安が押し上げ

 

 

2022/07/30  日本経済新聞

 

セイコーエプソンが29日発表した2022年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比53%増の266億円だった。為替の対ユーロなどの円安が事業利益を34億円押し上げた。原材料費や物流コストが高騰し、値上げなどの対応を進めた。

売上高にあたる売上収益は6%増の2978億円だった。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)や部品逼迫などによる供給不足などの影響があった。

23年3月期の純利益は前期比20%減の740億円の見通し。円安や車載向け水晶デバイスなどの好調を織り込んで従来予想から70億円上方修正した。

 

www.nikkei.com

 

 

 

 

まとめ

 

利益財務構造としてはそれほど問題は無さそう。

ただしIJプリンタ一本足の利益構造の中、IJプリンタの特需がどこまで続くかは不透明。そのくらい米国経済を含め、世界経済の不透明感は増している。

 

配当利回りも記念配当10円を除くと3%程度とそれほど高くない。

 

中々候補銘柄には入ってこないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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