株価チャート
22年5月の4,600円を天井にして下降トレンド形成中。
3,800円から反発する動きもあったが、再び売り戻されている。
2月2日の決算発表後は一度窓を開けて下落。
週足で見ても、まだまだ割安とは言えない状況かな。
日足チャート
週足チャート
23年3月期 第3四半期決算
決算発表日:2023年2月2日
売上高、営業利益
- 売上:4.2%増
- 営業利益:3.6%減
- 営業利益率:20.1%
増収減益。
ただし営業利益率は20%と非常に高い。さすがに「携帯事業」という規制産業で商売しているだけある。
ただし減益となっており、それがネガティブインパクトとなって決算発表後に株価が窓を開けて下落したのだろう。
パーソナルセグメントで310億円の減益。
そこでの減益を引きずって、連結全体でも300億円の減益になっている様子。
燃料高騰影響等で238億円の減益要因。
配当
- 配当:135円
- 株価(2/11):3,973円
- 一株利益:314.92円
- 配当利回り:3.3%
- 配当性向:42.9%
近年の株価上昇を受けて、配当利回りは3.3%まで低下。
配当戦略の主力銘柄にはなりづらいけど、それほど低くは無い値。
配当性向も42%と許容範囲内。
キャッシュフロー計算書
携帯事業からの安定的な収入をベースにして8,400億円という巨額のキャッシュフローを生み出している。
フリーキャッシュフローについても2,700億円と巨額。
バランスシート
流動負債:借入金及び社債
流動負債が2,800億円から4,700億円に急増。
巨額のキャッシュフローを考えるとそれほど問題にはならないのだろうけど、それでもこの上昇は少し気になる。
関連記事
2023/02/03 日本経済新聞
KDDIが2日発表した2022年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比4%減の5323億円だった。携帯電話基地局やデータセンターの電気代が燃料高に伴い高騰したほか、22年7月に起きた大規模通信障害の返金や対応費用が利益の押し下げ要因となった。
まとめ
株主優待狙いとして最小単位(100株)のみ保有。利益財務構造はさすがに頑健。
ただ、現時点の配当利回りを考えるとすぐに買い増すという選択肢は無いかな。
市場要因での下落待ちというところか。様子見。