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投資~日本株:ANA(23年3月期 第1四半期決算)

 

 

株価チャート

 

21年11末の2,200円 を底にして緩やかに上昇はしてきている(ようには見える)。

8月1日の決算発表後に株価は急上昇。

 

さすがにコロナの影響も底が見えてきているのか。

ただし、そこからどこまで回復するのか。そこが非常に不透明なんだよね。

 

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

23年3月期 第1四半期決算

 

決算発表日:2022年8月1日

 

売上高、営業利益

  • 売上高:3,504億円(+76.2%)
  • 営業利益:-13億円
  • 純利益:10億円

 

純利益が黒字転換

 

営業利益は赤字なので営業外利益のおかげか。

ただ、それでも営業赤字も前期から大幅に圧縮はできているのは良ポイント。

 

 

 

 

営業利益増益要因

  • 国際旅客:492億円
  • 国内旅客:518億円
  • 貨物郵便:290億円

 

国際旅客、国内旅客、貨物郵便ともに増益に寄与。

 

 

 

 

 

貨物郵便、国内旅客が回復を引っ張ってきていたけど、ここにきて 国際旅客が戻ってきているのは大きいかな。

 

 

 

配当

 

利益が出ていないので、当然のごとく無配。

 

 

 

バランスシート

流動負債

  • 短期借入金:920億円
  • 1年以内返済予定の長期借入金:741億円
  • 1年以内償還予定の転換社債型新株予約券付社債:700億円

 

固定負債

 

 

有利子負債の中で流動負債は約2,300億円

固定負債約1.4兆円

 

大部分が固定負債とはいえ、利益がほとんど出ていない中で2,300億円の短期返済が発生。中々厳しいところだけど、一応まだ純資産は8,300億円あるのでもう少しは耐えられるか。

 

 

キャッシュ・フロー計算書

 

何とか営業活動によるキャッシュフローがプラス転換。

ここがマイナスということは本業でキャッシュが流出しているということなので、プラス転換しているのは良い兆候。

 

 

 

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ANA、最終黒字に JALは赤字縮小



ANAホールディングス(HD)が1日発表した2022年4~6月期の連結決算は、最終損益が10億円の黒字(前年同期は511億円の赤字)と10四半期ぶりに黒字転換した。

国際線が想定を上回る回復を見せ、日本航空JAL)も最終赤字額が縮小した。もっとも足元の新型コロナウイルスの感染拡大で新規予約は鈍っている。正常化へ整備費や燃料費など運航コストが積み上がる中で不透明感は強まっている。

 

www.nikkei.com

 

 

 

 

まとめ

 

コロナ禍の厳しい状況の中、何とか黒字が見えるところまで持ってきている。

ただ、ここにきてコロナ第7波が喧伝されている中でどこまで回復が進むのかは不透明な部分もある。

 

長期で見ればコロナ禍は収まっていく方向には行くと思うので、長期投資という形で現在の底値で買ってみるのもありかも。ただし、おそらくかなり長いスパンで保有をしていないと中々株価上昇というところは見えてこないかもしれない。

 

配当銘柄としては中々買うのは難しいけど、優待銘柄(旅客券割引)として多少買い増してみてもいいかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

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