株価チャート
23年4月の2,500円を底にして急上昇。
直近では3,200円を天井にして、その水準は中々超えられない状況。
週足で見ても3,500円くらいまでは買い圧力はあるようには見えるけど、ここまでの上昇が急だったので、一時的にもみ合うかもしれない。
日足チャート
週足チャート
24年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2023年8月1日
売上高、営業利益
- 売上収益:3,814億円(41.9%)
- 税前利益:313億円(ー%)
- 営業利益率:8.2%
前年同時期は赤字だったが、四半期ベースでも黒字転換。
営業利益率は装置産業であることを考えても8%強と高めになっている。コロナ禍でのコスト削減の努力が今になって利益につながっているのか。
コロナ前比でも増収増益を達成。
旅客需要が順調に回復。
貨物については減収だが、コロナ前を上回る収入規模を維持しているとのこと。
国際旅客収入、国内旅客収入ともに大きく伸びている。コロナ前(19Q1)とほぼ同水準。
配当
- 配当金:40円
- 株価(8/14):3,102円
- 一株利益:139.6円
- 配当利回り:1.2%
- 配当性向:28.6%
25円から40円に増配はしているが、さすがに配当利回りは1.2%と低め。
ただ配当性向は28%と低く抑えられているので、今後の増配余地はまだありそう。
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4~6月旅客需要、着実に回復 ANAも大幅増益
2023/08/02 日本経済新聞
日本航空(JAL)が1日発表した2023年4~6月の連結最終損益(国際会計基準)は、230億円の黒字(前年同期は195億円の赤字)だった。4~6月期の最終黒字は4年ぶり。新型コロナウイルス禍で急減した旅客需要が着実に回復した。ANAホールディングス(HD)も純利益が31倍の306億円と大幅増益となった。
まとめ
利益構造が大きく改善。
コロナの騒ぎが収まってきており国際、国内ともに旅客数が戻ってきている。コロナ禍の中で進めたコスト削減や貨物への注力のおかげか、現時点でもコロナ前と同水準の売上、利益に戻っている。
コロナ禍で株価が大きく下げている中で、ここはインフラ企業なので国がつぶすことは無いとの判断で最低限の株数を取得。結果として大きな利益が出ている。ただ、そこまで判断できているのであればもう少しまとまった株を買っておいても良かったような気もするが、いまさら言っても仕方がない。
ここは優待(航空料金割引券)狙いとして最低限の株数を保有。
保有継続で問題なしかな。