泊り(山小屋宿泊)で富士山に登るとしたら、どのようなメリット、デメリットがあるのだろうか。
メリット
時間的な余裕がある
- 富士登山は基本的に登頂から下山まで10時間程度かかるため、体力面に不安がある方や登山初心者の方は、山小屋に一泊して余裕を持って登山を楽しむことおすすめします。
日の出を見ることができる
- 無事登頂した安堵感や達成感を味わいながら眺める日の出の景色は感慨もひとしおです。
デメリット
まとまった時間の確保が必要
- 入山から下山まで、最低でも2日間の時間を確保する必要があります。
- 普段忙しくてなかなか時間が取れない方にとって山小屋宿泊は難しいかもしれません。
山小屋の環境が合わない可能性がある
- 山小屋の宿泊は基本的に混雑しており、土日やピークの時期にはすし詰めになって雑魚寝することもあります。
- 神経質な性格の方であれば逆にストレスがたまり登山に悪影響を及ぼす可能性があります。
初心者ということを考えると、山小屋に一泊して休憩をはさむのが現実的に有効なのかもしれない。となると、次にどのような日程感になるのか。
1日目 12:00
- 登山口を出発(5合目付近)
1日目 16:00
- 山小屋到着
- 食事・就寝
2日目 2:00
- 山頂へ出発
2日目 5:00
- 山頂到着・日の出
2日目 7:00
- 下山開始
2日目 11:00
- 登山口到着・帰宅
登山口(5合目)に12時に到着すればいいのであれば、自宅から直行でも行けるのだろうか。それに帰りにしても11時に登山口に到着できるのであればそのまま直帰することもできるのではないのか。
そう考えると、日帰りが実質的には2泊3日の日程が必要になるのに対して、山小屋宿泊は1泊2日で済むということになる。しかも、登山の途中で休憩(山小屋宿泊)も挟めるので初心者にもやさしいという。どう考えても強行軍で日帰りで富士山に登るのは得策ではないように感じる。
では、自宅(川崎)からそもそも登山口(5合目)に辿り着くにはどのくらいの時間がかかるのか。少し調べてみる。
どうやら、登山口(富士スバルライン五合目(吉田ルート))にたどり着くには登山バスを利用する必要があるようだ。しかも通常の登山バスを使用するか、あるいは関東圏の駅からの高速バスを使用するかの選択肢がありそう。
1.電車+登山バス
このルートはまずは電車で河口湖駅まで行き、そこから登山バスに乗り換えるという方法。
(1)川崎→河口湖
- 時間:2時間32分
- 運賃:4299円
(2)河口湖→富士スバルライン五合目
- 時間:50分
- 運賃:1570円
2.高速バス
このルートは横浜市内の駅から登山口まで高速バスを使用する方法。
(1)川崎→市ヶ尾
- 時間:46分
- 運賃:419円
(2)市ヶ尾→富士山五合目
- 時間:3時間1分
- 運賃:2700円
時間的には電車+登山バスの方がやや短いけど、それでもほとんど大差はない。運賃で比較すると電車+登山バスが5869円に対して、高速バスが3119円。こう考えると高速バス一択かな・・・。