知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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NTTドコモ 2020年3月期決算

チャート

 

コロナショックで一時10%程度下げたが、そのあとの5Gのニュースが出て大きく買われた。
そのあとは3300円あたりをもみ合っている状況。週足で見ても現状は高値圏にとどまっている。
 
【1年(日足)】

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【3年(週足)】

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PER、PBRともに割高圏内に入ってきている。これほど上げていてさすがに信用売りが超過している状況だが、ただ信用倍率を見てもそれほど売っているという状況でもなさそう。
 

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四季報

 
さすがに利益水準は高い状態を維持している。携帯電話事業がNTTドコモソフトバンクKDDIの寡占状態だからこれらの企業はどれも高い営業利益率を維持。ドコモも営業利益率は18%。
 
自己資本比率も72.5%と全く問題なし。
 

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20年3月期決算 短信

 
営業収益は約4%の減収。営業利益は約16%の減益。
 
配当は120円。現時点の配当利回りは3.7%。
来期も同額の配当を予定しているとのこと。

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キャッシュフロー自体も高水準をそのまま維持。

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決算説明会資料

 
通信事業が約10%程度の減収。
スマートライフ事業、その他の事業は増収だが、いかんせん通信事業の占める割合が大きい。

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ドコモは新料金プランを発表し、その直後に株価が急落したことがある。低価格プラン導入によって減益要因になるという見込みだった。
19年度の減益要因の中の「モバイル通信サービス収入の減 -866億」がそれにあたるのか。
 
866億というと一般的な企業からすると非常に大きな減益幅だが、もともと1兆円の営業利益を有しており、その減益幅の割合は8~9%程度だったということか。
 

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「5G」というキーワードは目にするが、そもそも具体的にどのようなサービスになっているのかの詳細は把握していない。すでにサービスは開始しているようで19年度の契約数は1.4万。
5Gのサービス内容について、一度、調べてみてもいいかもしれない。
 

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さすがに利益財務構造は非常に優れている。フリーキャッシュフローも9000億も有しており、このコロナショックがあったとしてもそれほど大きな影響は受けないようにも思える。
ただ、このところの株価上昇で配当利回りは3.7%まで下がっている。まだまだ高い水準なのだけど、これから配当額自体が大きく増えていくとも思えない。今後の株価下落リスクを考えると今は手は出ないか。