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投資~日本株:旭化成(23年3月期 第1四半期決算)

 

 

 

株価チャート

 

直近では下降トレンド形成中。

 

週足で見ても、コロナ禍の20年3月の600円を底にして上昇していたが、21年3月の1,400円を天井に下降トレンドにトレンド転換。

そこからは下げ一方。反転の兆しも見えない。

 

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

23年3月期 第1四半期決算

決算発表日:2022年8月4日

 

売上高、営業利益

  • 売上高:14.9%増
  • 営業利益:18.4%減
  • 純利益:35.7%減
  • 営業利益率:7.3%

 

増収減益。

減益幅は18%強と高め。そのせいで営業利益率も前年度の10.2%から7.3%にまで低下している。それでもメーカーでみるとまだまだ利益率は高い方かな。

 

 

 

 

 

増収は、円安影響による増収とのこと。

そうなると一時的に見た目の売上高が増えているだけとも言える。

 

 

 

 

 

 

 

住宅分野は増益となっているようだけど、主力のヘルスケア、マテリアル分野で減益。

半導体不足影響が大きいのだとしたら、その点については今後は回復は見込めるかもしれない。

 

 

 

 

 

配当

  • 配当金:36円
  • 株価(10/10):983.9円
  • 一株利益:118.58円
  • 配当利回り:3.6%
  • 配当性向:30.5%

 

配当利回りは投資目安となる4%までは到達していないけど、3.6%とそれなりに高い。

配当性向も30%ちょっとなので、配当原資的にはまだまだ問題なさそう。

 

 

バランスシート

  • 短期借入金:3,083億円
  • 長期借入金:2,948億円

 

有利子負債の中で、短期借入金の比率が高いのが少し気になる。

しかも前年度よりも増加傾向。

 

 

 

 

キャッシュフロー計算書

 

営業活動によるキャッシュフロー400億円のマイナス

棚卸資産の増加に伴い500億円のキャッシュのマイナスとなっている。ここが寄与としては大きいか。

 

 

 

フリーキャッシュフロー1,200億円のマイナス となっており、財務活動によるキャッシュフロー(1,300億円のプラス)で何とかキャッシュを廻している様子。

 

 

 

 

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まとめ

 

利益財務構造としてはまだまだ健全の部類に入る。

 

ただし、これまでの株価下落を受けてもまだ配当利回りは3.6%とやや低め。

もう少し市場要因で株価が調整してくれたら配当銘柄として候補には入ってくるのだけど、現時点ではまだ候補には入れづらいかな。

 

様子見。

 

 

 

 

 

 

 

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