株価チャート
22年4月の4,600円を天井にして緩やかな下降トレンド。
一度4,000円まで売られたが、そこからは反発の動き。
ただし、週足で見ても、まだもう少し調整する可能性はありそう。
日足チャート
週足チャート
23年3月期 第2四半期決算
決算発表日:2022年11月2日
売上高、営業利益
- 売上高:4.4%増
- 営業利益:2.5%減
- 営業利益率:20.3%
増収減益。ただし、減益幅はそれほど大きくは無い。誤差の範囲か。
携帯電話という規制産業を持っているおかげで、営業利益率は 20% とすごいことになっている。
配当
- 配当金:135円
- 株価(11/23):4,117円
- 一株利益:314.92円
- 配当利回り:3.2%
- 配当性向:42.8%
ここのところの株価上昇を受けて配当利回りは3.2%まで低下。
それほど低いという訳でもないけど、配当戦略をとっている上では中々候補には入れづらい。
バランスシート
借入金及び社債
- 非流動負債:8,478億円
- 流動負債:2,800億円
セオリー通り借入金は、非流動負債と比較して流動負債は低く圧縮。
携帯事業からの巨額のキャッシュ流入を考えれば、十分賄えるレベルに見える。
セグメント
セグメント利益
- パーソナル:4,617億円
- ビジネス:951億円
やはり個人向けの携帯事業が収益の柱か。
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2022/11/22 日本経済新聞
NTTの携帯収入が底入れしてきた。
NTTドコモのARPU(1契約当たりの月間平均収入)は2022年7~9月期に4080円と4~6月期比で50円増えた。政府主導の値下げが広がって以降、大手3社で初めてプラスに転じた。安定収益を生かし、出遅れる非通信分野をいかに伸ばすかが改めて問われる。
2022/11/03 日本経済新聞
KDDIが2日発表した22年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比4%増の2兆7408億円、純利益が同2%減の3543億円だった。
通信障害の返金や電気代高騰が148億円の減益要因となったことが響いた。
まとめ
利益財務構造はさすがに優秀。
これでもう少し配当利回りが高ければ候補銘柄として挙げても良さそうだけど、如何せん配当利回りが3.2%とそれほど高くない。そうなってくると、市場要因による次の下落待ちか。
ただ、株主優待メリットを考えると最小単元の100株は買っておいてもいいような気はする。