1.チャート
4800あたりでもみ合っていたが8月より上昇トレンドに転換しているように見える。
週足で見ると、それほど割安水準ではなく、5800あたりに抵抗線があると考えられる。
PER、PBRはキリンよりは割高水準にはないが、ただそれでも割安水準とも言えない。信用売りが大きく超過。
2.利益財務構造
キリンと比較してしまうと、利益創出力が高いように見える。しかも食料関連企業で営業利益率10%を達成するのは評価できる。
自己資本比率は37%とそれほど低くはないが、有利子負債が総資産の3分の1占めているのは危うい。
3.第二四半期決算
やや減収だが、一応増益は達成。
配当106円。利回り1.9%。配当銘柄として候補に入れるには利回りが低すぎる。
酒類がやはり比率としては一番占めているが、それでも飲料、国際とある程度利益分野は分散されている。
総資産3兆の企業にしては、現金の保有高は500億しかなく、心もとない。
しかものれんが1.4兆も積みあがっている。何かあると簡単に減損リスクにさらされてしまいそう。
4.結論
利益構造としては優れている。ただし、財務構造にリスクがあり、また配当利回りも低いため候補としては除外。