2022年8月15日の記事。
2022/08/15 日本経済新聞
真っ暗闇の中で雨、風、波の轟音(ごうおん)が響く。ここは太平洋の大海原。海洋冒険家、堀江謙一(83)はヨット内のベッドで揺れに耐えていた。何時間たっただろうか。気がつくと、頭上の小窓から光が差し込み始めていた。
6月、世界最高齢で単独無寄港の太平洋横断に成功した。計69日にわたる冒険を終えた今、堀江の胸をよぎるのは「北斗七星が舞い降りてくるような」海面に映る星の輝きだ。またワクワクしてみたい。
概要
- 「 背伸びして届くくらいの目標を設定し、そこに向かってまい進することが楽しいから」
- 「目標なくして人生なし」
- 厚生労働省などの推計によると、2040年時点の65歳が100歳まで生きる割合は19年比で2~4ポイント上がり男性が6%、女性が20%。100歳以上の人口は30万9000人に達し、21年10月時点(8万5千人)の約3.6倍に増える。
- 「人生100年」が身近な風景になる時代が近づいてきた。
朝夕計2時間のウオーキング、週2回1時間半の筋力トレーニング。会議や講演の合間にはカメラや鉄道模型といった趣味を楽しむという。
「やることがいっぱいあって、時間が足りない」
「極端に言えば、日本は『人生を楽しむ』ことがあまりよしとされていない」
人生において一番大切な事
私も、そのような生き方をしたかった。
人生は苦しむためにあるのではないはず。
そうではなくて、私自身が楽しむため、私自身がワクワクすることのために自分の人生を使うことが出来るのであれば、私はこの一度きりの人生を意味のあるものにできるのではないのか。そんなことをずっと考えていた。
人生において最も大切なことは、後悔の無い人生を生きること。
後悔の無い人生を生きるためには、自分にとって価値のある目標(ワクワクできる目標)を設定して、その目標達成のために今日という一日を精一杯生きるべき。
その結果、その目標が達成できるのかどうかは分からない。だけど大切なのは、それの目標を達成したという結果ではなくて、その目標を追求していくためのプロセスのほうなんだ。
今の私は、私自身が価値を信じられる目標、私自身がワクワクできるような目標を設定できているのだろうか。