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投資~日本株:キヤノン(22年12月期 第2四半期決算)

 

 

株価チャート

 

20年8月の底値1,700円から上昇トレンドを形成中。

ただし直近でいうと3,500円の壁に跳ね返されていて、それ以上の上値を追うのが難しいような形となっている。

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

22年12月期 第2四半期決算

決算発表日:2022年7月26日

 

売上高、営業利益

  • 売上高:8.9%増
  • 営業利益:18.1%増
  • 営業利益率:9.2%

 

増収増益。

しかも営業利益は18%増という大幅な伸び。そのおかげか、営業利益率も9%強とメーカーとしては高い値となっている。

 

 

配当

  • 配当金:120円
  • 株価(9/24):3,277円
  • 一株利益:252.86円
  • 配当利回り:3.6%
  • 配当性向:47%

 

前年度から20円の増配。

配当利回りは投資目安である4%には到達していないけど、3.6%とある程度高い値。しかも配当性向は50%以下となっていて、配当原資もそれほど問題は無さそう。

 

 

 

通期予想

連結業績予想
  • 売上高:39,800億円→40,800億円
  • 営業利益:3,600億円→3,760億円
 
 
通期予想を上方修正。
売上、利益ともにさらに伸びるという予測。

 

 

セグメント

構成比

  • プリンティング:57.1%
  • イメージング:19.1%
  • メディカル:12.6%
  • インダストリアルその他:14.4%

 

 

イメージング、メディカル、インダストリアルとある程度収入源は分散されているけど、ただやはり プリンティングが57%と突出している

本来はメディカルを次の柱として伸ばしていきたいはずなのに、そこが中々伸びて行っていない。

 

 

 

 

メディカルはようやく利益率が7%まで伸びてきているようだが、他のセグメントについても10%を超える高い利益率を確保しているのはポイントとしては高いかな。

つまり、それぞれのセグメントでしっかりと利益を出すことが出来ているということになる。

 

 

 

 

 

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まとめ

 

やはり依然としてプリンティングがしめる比重は大きい。ただそれでも他のセグメントでもある程度は売り上げは確保できているし、利益率も十分に高い。今後の柱(メディカル、ネットワークカメラ)はまだまだ伸びは低い状態なので、これらが本当にプリンティングに代わる収益の柱に育つのかは不透明。

 

これまでの株価上昇、そして3,500円の天井を考えるとすぐに買いは難しいかもしれないけど、市場要因で大きく株価が調整した時は候補として考えても面白いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

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