知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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100年ライフ:マルチステージの人生が普通になれば私たちは人生で多くの移行を経験するようになる

 

マルチステージの人生

 
人間の寿命が延びてこれから100年ライフの時代が訪れるという。
 
100年ライフでは70歳、80歳まで働くようになり、また、従来の「教育、仕事、引退」の3ステージの人生ではなく、マルチステージの人生が訪れるらしい。
 
 
 
 
 
変化が当たり前になる
 
マルチステージの人生が普通になれば私たちは人生で多くの移行を経験するようになる。
人生のステージが増えれば、移行の機会も増える。
問題は、ほとんどの人が生涯で何度も移行を遂げるための能力とスキルをもっていないことだ。
人生で多くの移行を経験し、多くのステージを生きる時代には、投資を怠ってはならない。新しい役割に合わせて自分のアイデンティティを変えるための投資、新しいライフスタイルを築くための投資、新しいスキルを身につけるための投資が必要だ。寿命が延びて人生の時間が多くなれば、投資に費やせる時間も増える。
 
 
 
寿命が延びて増えた余暇時間は、投資のために使うべきだ。
人生が短かった頃は、余暇をもっぱらリラックスのために用いるのが理にかなっているたが、人生が長くなれば、余暇は、新しいステージに向けて自分を再創造するための投資の時間にもなる。
 
100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせることなのかもしれない。
 
 
 
 
 
70歳まで働くとして、今の企業の中で心身ともにすり減らすような働き方はとても我慢できない。
 
 
そうではなくて、私自身がやりたいと思えること、得意なことに沿った働き方であれば、ある意味一つのライフワークとして働くことができるのではないのか
 
私の「セミリタイア」についての基本的な考え方もそこになった。別に毎日を何もせずに遊び惚けて暮らしたいと思っているわけではなかった。そのような生き方は確かに楽な生き方なのかもしれないけど、その結果として「意味のある充実した人生」を作り出せるとはとても思えなかった。かといって、自分の向いていないこと、向いていない場所で毎日を鬱のようになりながら働き続けるのも同じように意味を見いだせなかった。
 
私にとっての「セミリタイアへの移行」とは、「私がやりたいこと、得意なことに集中する」という一つの挑戦だった
 
 
 

どのようにステージを移行すべきか?

 
私が2年前にした転職も一つの「ステージの移行」と言えるのかもしれない。
 
ただしその転職も、その転職先の企業の中に私の人生目標を見いだそうと思ってした転職では決してなかったし、その企業に定年まで居続けようという考えも全く持っていなかった。
 
 
そうではなくて、将来的に企業、国の束縛から逃れて自由に生きられる状態、自由に働ける状態を作り出すための一つのステップだった。その当時の私は、全く違う製品開発現場を経験することは、今後の私の人生における視野の幅を広げるために有効なのではないのかと考えたのだ。
 
もうそろそろ次のステップに進むべき。
 
ただ、最終的な目標に到達するためにこれから先、自分にどのようなステップを課していけばいいのか、そこについての具体的な検討は継続する必要がある。