知識蓄積ノート【投資・FIRE】

日々得られる知識、洞察をひたすら蓄積するブログ

セミリタイア:資産運用:NISA枠の活用

 

NISAとは?

 
以前からNISAというものに興味があったので、コロナ騒動で株価が大きく変動している際に使っているネット証券でNISA口座の申し込みを行った。
 
あらためてNISAという制度について調べてみる。
 
 

  • 簡単に言うとNISA枠で購入した株による配当、売却益にかかる税金が無くなるというもの。
  • 現行制度は2014年にスタートして2023年に終了する。現在2020年なので今年を入れてあと4年間になる。
  • 枠の上限は年間120万円。残りの4年間で枠をフルに使うとしたらトータルで480万円の株をNISA枠として購入することができる。

 

f:id:higeyarou79:20201024081207p:plain

 

 

 
 
 

非課税期間終了後は?

 
非課税期間は5年間。5年後に下記の3つから選択する。
  1. 翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバー
  2. 課税口座に移す
  3. 売却する
 
 
すでに残り4年しかないので①の選択はできない。課税口座に移すか、その時点で売却するしかない。
では、課税口座に移した場合、そのあとに売却した時に発生する売却損益はどのように計算されるのか。
 
どうやら、課税口座に移行した際の時価が取得価額として計算されるらしい。そう考えると株価が上昇している際には無理に売る必要は無さそう。
 

f:id:higeyarou79:20201024081422p:plain

 
 
 
問題は購入価格よりも値下がりしていた場合。
 
移管時の時価が取得価額となってしまうので、当初の購入価格より下がっていて損失が出ていたとしても移管時の時価よりも価格が高い場合は、売却時に売却益が出ていたとして20%の課税が発生する。かといって、5年経過時に課税口座に移管せずにその際に売って損失を確定したとしても、それで何かが救われるわけでもない。すでにロールオーバーできる期間も残っていないので、次の年のNISA枠にロールオーバーすることもできない。
 

f:id:higeyarou79:20201024081540p:plain

 
どうにもできないということ?