知識蓄積ノート

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セミリタイア:資産運用:新NISAって何?

 

新NISA

 
現行のNISAは、今年を入れてあと4年で終了する。
 
ただし、色々調べてみると、その現行NISAのあとに「新NISA」というものがスタートするらしい。
 
 
 
 
「新NISA」の概要
 
現行の「(一般)NISA」は2023年に終了し、2024年からは新たな制度(以下、「新NISA」)に生まれ変わる(「つみたてNISA」は、制度面での変更はナシ)。ここからは、「新NISA」の概要を解説しよう。
 
 

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「新NISA」は、「(一般)NISA」と比較すると構造が複雑になっている。まず注目したいのは、非課税になる投資金額が変わっている点だ。現行の「(一般)NISA」は年間120万円だったが、「新NISA」では合計122万円になる。"合計”とするのは、非課税投資枠が"1階部分”と"2階部分”に分かれているからだ。
 
 
 
 
 
新NISAも5年間の時限的な制度となっている。
 
今回大きく変更になるのは、投資枠が「1階」「2階」の2階建てになること。2階は一般NISAと同じく個別株に投資可能。ただし、1階部分は今の「つみたてNISA」と同じく投資信託しか投資ができないらしい。
 
 
個人的には「投資信託」というものには偏見を持っていて、今まで買ったことは一度だってなかった。
そのファンドで利益が出ても出なくても投資信託ファンドマネージャーに手数料を払わなければならないということに違和感を覚えたし、その手数料分どうしてもリターンの期待値は下がると思った。なので今までの私の投資は、自分で銘柄を分析・選別してすべて個別株で運用してきた
 
 
ただ、投資信託の中でもいわゆる「インデックス型」は別なのだろうか。
投資家の情報などを見聞きしていると、日経平均やNYダウに追従するような「インデックス型」の投資信託がよく勧められている。今までは食わず嫌いのところもあったので、一度「インデックス型」のメリット・デメリットを調べてみてもいいかもしれない。
 
 
 

節税額試算

 
とりあえず新NISAの1階部分は利用しないとして簡単に試算してみる。
 
 
現行NISA(120万円×4本)
・投資金額:480万円
・投資期間:5年
・想定配当利回り:4%
・総配当収入額:96万
 
新NISA(102万円×5本) 
・投資金額:510万円
・投資期間:5年
・想定配当利回り:4%
・総配当収入額:102万円
 
 
インカムゲイン(配当収益)
 現行NISAの残り枠と新NISAの全枠を活用するとするとトータルで198万円の配当収入が得られる見込みになる。本来であればその額に20%の税金が発生するが、NISA枠を活用することによって非課税になる。そうなると節税額は39.6万円
 
このくらいのメリットがあるのだとしたら、十分にやってみてもいいように思う。
 
 
キャピタルゲイン(株式売却益)
 キャピタルゲイン(株式売却益)については、正直その先の株価が上がるか下がるかによるので見込みは立てづらい。仮に株価が30%上がるとしたら、トータルで990万円の投資額なので利益は297万円。その税率20%あたる59.4万円の節税となる