株価チャート
直近でいうと23年1月の180ドルを天井に下落トレンド中。
ただし、ここ1年は160~180ドルの間をもみ合っている状況。それ以下の売り圧力が無いのなら、このボックス相場の下限値での購入はありえるのか。
1月24日の23年1月期通期決算発表を受けて、一度大きく下落。
やや持ち直していたが再び売り戻されている。
週足では、ここ5年は緩やかな上昇トレンドを形成していたが、ここ2年はコロナの影響もあるのかずっと160~180の間をもみ合っているような状況。
日足チャート
週足チャート
売上高、営業利益
2023年1月期(通期)
- 売上高:949.4億ドル
- 営業利益:217.2億ドル
- 営業利益率:22.8%
さすが医療系のディフェンシブ株だけあって、巨額の利益をコンスタントに上げることが出来ている。
しかも営業利益率は22.8%と非常に高い。
ただし23年1月期は前年度からやや減益。
配当
- 配当:4.52ドル
- 株価(2/12):162.15ドル
- 一株利益:6.7388ドル
- 配当利回り:2.7%
- 配当性向:67%
配当利回りはそれほど高いという訳ではない。
ただしこの銘柄の売りは60年連続増配銘柄であるということ。
バランスシート
2023年1月期(通期)
自己資本比率は40%強と高く、財務構造は問題無さそう。
それよりも目につくのは自己資本利益率(ROE)が28.2%と非常に高いこと。つまり自己資本の割に巨額の利益を上げられているということになる。
キャッシュフロー
2023年1月期(通期)
- 営業CF:243.1憶ドル
- 投資CF:-86.8億ドル
- 財務CF:-140.4億ドル
本業から巨額のキャッシュを生み出すことが出来ている。
フリーキャッシュフローとしても約160億ドルのプラス。特に問題無さそう。
関連記事
2023年1月25日
[24日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が24日発表した2023年の利益見通しは、市場予想を上回った。抗がん剤「ダラザレックス」を含む医薬品に対する需要が安定的に推移し、物価高とドル高の影響が緩和されるとしている。
まとめ
利益財務構造は問題無さそう。
前年度の減益は気になるけど、医療系という点ではディフェンシブ株の範疇に入れてもいいのでそれなりに利益は維持できるはず。
配当利回りとしてはもう少し欲しいけど、ポートフォリオの分散という点では買いもありかな。60年連続増配銘柄だし。。