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投資~日本株:三菱HCキャピタル(22年3月期 通期決算)

 

 

 

株価チャート

 

22年3月に一度520円まで大きく売られている。

おそらくウクライナ騒動が原因。

 

ただしそのあとは株価は上昇してきており今は620円をはさんでもみ合っているような状況。

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

 

22年3月期 通期決算

 

売上高、営業利益

  • 売上高:86.3%増
  • 営業利益:83.1%増
  • 営業利益率:6.4%

 

形の上では大幅な増収増益。

ただしこの数値は三菱UFJリースの実績(21年3月)との比較によるもの。

三菱UFJリースは21年4月に日立キャピタル経営統合をしているので、その分が過剰に計上されてしまっている。

 

 

 

 

21年3月期決算合算値(三菱UFJリース日立キャピタル)との比較が次の数値。一応増収増益は達成。

 

  • 売上高:3.0%増
  • 営業利益:16.4%増
  • 純利益:14.0%増

 

 

 

配当

  • 配当金:31円
  • 株価(7/22):631円
  • 配当利回り:4.9%
  • 配当性向:40.5%

 

ここも累進的配当戦略を採用している。その中で配当利回り4.9%は高め。

ただここのところの株価上昇で直近の天井付近まできてしまっているので中々買いには行きづらい。

 

配当性向も40%とそれほど高くないのはポイント高め。

 

 

 

 

 

 

バランスシート

 

流動負債

  • 短期借入金:5,914億円
  • 1年内償還予定の社債:4,436億円
  • 1年内返済予定の長期借入金:8,104億円

 

固定負債

  • 社債:18,202億円
  • 長期借入金:31,131億円

 

事業形態によるものだろうけど、有利子負債額はかなり巨額。その中で流動負債(有利子負債)が 約1.8兆円もある。

財務構造は本当に大丈夫なのか?

 

 

キャッシュ・フロー計算書

 

  • 長期借り入れによる収入:5,625億円
  • 長期借入金の返済による支出:-6,856億円
  • 配当金の支払い額:-296億円

 

巨額の負債返済を巨額の借り入れで賄っているように見える。一種の自転車操業に見えなくもない。

 

ただ、その中で配当支払額は290億程度なので、そこに関してはそれほどの負担ではなさそう。

 

 

 

まとめ

 

利益はある程度コンスタントに出ているようだけど、財務構造が気になる。

 

ただ、累進的配当戦略をとっている中で4.9%の配当利回りは高め。

市場要因での下落時(前回のウクライナ騒動の際のような下落時)に買いを検討。現時点では様子見。

 

 

 

 

 

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