株価チャート
22年3月の2,000円を底にして2,400円まで上昇。
ただしここ1か月は2,300円と2,400円の間をもみ合っているような状況。
日足チャート
週足チャート
22年12月期 第2四半期決算
決算発表日:2022年7月29日
売上高、営業利益
- 売上収益:+10.7%
- 営業利益:+18.9%
- 営業利益率:30.1%
増収増益。
しかも営業利益は 20%近い大幅な伸び。
そのおかげで営業利益率も 30%強まで上昇。
さすがにタバコという独占製品を有しているだけあって、利益構造は問題無さそう。
配当
- 配当金:150円
- 株価(8/16):2,322円
- 一株利益:203.97円
- 配当利回り:6.4%
- 配当性向:73%
配当利回りは6%強。
配当利回りだけで見れば十分に候補銘柄の中に入ってくる。
大幅な増益予想にもかかわらず配当性向は73%とやや高め。
おそらく利益水準が落ちてきたら減配は十分にありえる。ここは一度 減配したという実績(?)があるので。。
通期業績予想
- 売上収益:+7.4%
- 営業利益:+2.8%
売上、利益ともに上方修正。
タバコ事業によるプライシング効果(値上げ効果)、円安が寄与しているとのこと。
バランスシート
のれん
- 前年度:20,609億円
- 当第2四半期:25,442億円
なぜかのれんが5,000億円も増えている。
企業買収をしたのか、あるいは保有している資産の価値が上がったのか。
キャッシュ・フロー計算書
- 支払配当金:1,330億円
支払い配当金は約1,300億円。
営業利益を約3,800億円計上しているのでまだまだ配当原資的には問題ないかな。
財務活動によるキャッシュ・フローはほぼすべてが配当金によるキャッシュアウトのみ。
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日本たばこ産業(JT)は29日、2022年12月通期の連結純利益(国際会計基準)が前期比7%増の3620億円になりそうだと発表した。
従来予想は5.2%増の3560億円で、増益幅が拡大する。たばこの世界販売数量は3%程度減少するものの、為替の円安進行がプラスに働き、日本やフィリピン、トルコなどの価格改定の効果もあって利益が伸びる。
まとめ
本決算発表で通期業績予想を上方修正。
増収増益は円安による効果と、タバコのプライシング効果が大きいとのこと。
つまりタバコを値上げして、その分利益が上がっている。
私はタバコを吸わないので別にタバコの値上げは全く気にしない。むしろそれによってタバコを吸う人が減れば副流煙の被害も少なくなるので、もっとタバコ価格は高くてもいいとすら思っている。
このプライシング効果で利益が上げられているのなら、それはそれで悪くは無いかな。
現状の配当利回りであれば再度JTをポートフォリオに加えるのも十分ありえるので、買うタイミングを図ってみよう。