株価チャート
2月1日の第3四半期決算発表を受けて大幅反発。
オミクロンショックによる大幅な下落を戻してきている。だけど、週足で見るとまだまだ底付近。
日足チャート
週足チャート
22年3月期 第3四半期決算
売上高、営業利益
- 売上高:7380億円(39.9%増)
- 営業利益:-1158億円
売り上げ自体は40%近く増えている。
営業利益は1150億円の赤字。
ただ、前年同時期が3600億円の大赤字だったので、それと比較するとよくはなっているのかな。
第3四半期単体では 黒字転換したとのこと。
おそらくこの業績改善が評価されて、決算発表後に大きく株が買われているのだろう。
財務状況
- 自己資本比率:24.6%
自己資本比率はまだ許容範囲内だろうけど、それでも31%から24%に大きく低下。
そりゃこれだけの赤字を出していたら減っていくよね。
配当
当然のように、無配。
収入・費用
売上高
- 国際旅客:482億円(+158億円)
- 国内旅客:2065億円(+501億円)
- 貨物郵便:2624億円(+1416億円)
旅客売上自体も、大きく伸びている。
それ以前にコロナによる減少分がひどかったというのもあるのだろうけど。
あと貨物郵便が旅客売上以上に大きく伸びている。ここのところの物流逼迫の恩恵が出ているのか。貨物郵便で何とか持ちこたえている状態とも見える。
バランスシート
- 利益剰余金:-724億円
利益剰余金が マイナス転換してしまっている。
まだ株主資本自体は7400億円あるので、もう少し持ちこたえることが出来そうだけど、どこまで頑張れるのか。
ある一つのウィルスで世界がこのような状況になるなんて、2020年以前は全く想像もしていなかった。
そいういう意味では、本当に怖いよね。
事業別の需要動向(コロナ前との対比)
今後の会社予測は、旅客は国際、国内ともに減少。その代わり国際貨物が増えていくというもの。
まだまだ厳しい状況が続きそう。。
まとめ
第3四半期単体での黒字転換は評価できる。
ただし、オミクロン株もある中で、これからの旅客数増もあまり期待できない。貨物郵便だけでどれだけ利益を上げられるのか。
まだ、とても楽観的になれる状況ではないかな。