知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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100年ライフ:今やっているようなことを定年まであと20年も続けることを想像すると、本当に絶望的な気持ちになる。

 

3ステージの人生

 
「教育→仕事→引退」という3ステージの人生。
 
今までの多くの人はそのような3ステージの人生を生きて来た。高校や大学まで教育を受け、そこで新卒で企業に就職する。終身雇用は一般的な制度となっていて、定年まで一つの会社で働き続ける。そして定年後は国から年金をもらって老後を過ごす。
 
私の父親も、転職することなく一つの会社に40年間働き続けた。
 
 
 
 
人生はマルチステージ化する *1
 
3ステージの人生とは異なる人生を実験しはじめている人もいるが、ほとんどの人はいまもその生き方に従って生きている。
 
3ステージの生き方を100年ライフで機能させようと思えば、二番目の仕事のステージを長くする以外にない。
長い年数働き続けるのは、あまりに過酷だし、あまりに消耗する。そして率直に言って、あまりに退屈だ。
 
 
そこで、3ステージの人生に代わって登場するのがマルチステージの人生だ。
たとえば、生涯に二つ、もしくは三つのキャリアをもつようになる。
 
 
 
 
 

後悔の無い人生とは

 
今の私は41歳。24歳で社会人になってずっとサラリーマンとして働き続けた。
新卒で就職した会社には14年間。そして転職後の会社には2年間。特に空白の期間もなく月曜日から金曜日まで毎日のように勤務場所に出社して、そこで心身ともに疲弊するようなストレスフルな活動をやり過ごし、夜に家に帰るころにはくたくたに疲れ果てている。夜は次の日の仕事のことで気になってうまく寝付けない。そのような生活を16年間も続けていた。
 
今やっているようなことを定年まであと20年も続けることを想像すると、本当に絶望的な気持ちになる
 
しかも長寿時代になると、その「仕事」のステージがどんどん長くなる一方だという。
 
人生は一度きりしかないのに、本当に「新卒で就職して、定年まで馬車馬のように働き続ける」という選択肢がベターな選択肢なのだろうか。そこには疑問しか感じない。一日も早く「企業」という枠組みから離れたかった
 
 
 
少なくとも、自分なりの生き方を作るための挑戦はするべきではないのか。
 
その先の未来のことは分からない。
 
だけど、自分で選択して挑戦さえできたのなら、少なくとも後悔はしないように思う
 

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*1: LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略 リンダ・グラットン 著