5月31日に、保有していた米国債が償還されて3万ドルのドル資金が入金された。
また、米国株や米国債からの配当金(ドル資金)を一時的に外貨建てMMFに入れていたのだが、米国債償還に合わせて全て売却している。
それらのドル資金をそのまま遊ばせているわけにもいかないので、次の3つの再投資先候補について検討を行い、その検討結果に基づいて再投資を行っている。
再投資についての基本的な考え方
そのドル資金の再投資先を考えるにあたって、次の4つの考え方をもとにしている。
- ドル建て債券をメインにする
- あまり長期のものは選ばない
- できるだけ高利回りのものを選ぶ
- 社債に投資する際は複数のものに分散する
ドル建て債券をメインにする
私の投資に関する基本戦略としては、ポートフォリオの分散を図ってできるだけリスクを抑えながら、配当や利金などの不労収入を安定的に確保する 、というものになる。
そのためにも、投資資金は次の4つのカテゴリーで均等になるように分散するようにしている。
- 日本株
- 円建て債券
- 米国株
- ドル建て債券
今回、ドル建て債券(米国債)の償還資金となっているので、カテゴリー間での資金の均等性を維持するために、やはりドル建て債券への再投資をメインとする。
あまり長期のものは選ばない
長期債券を選ぶメリットとしては、「高い利回りを長期に渡って継続できること」がある。
例えば、米国債(残期間約17年)で、利回り4.38%というものがある。
確かに17年もの長期に渡って資金は固定されてしまうが、逆に言うと17年の長期に渡って、4.38%と高い利回りが継続するということでもある。今後は米国が利下げしていくという流れを考えても、これはこれで十分にメリットはあると考えられる。
ただし、インフレリスクに対応できないという大きなデメリットがある。
将来的にインフレが進んだ時に、債券の価値はどんどん目減りしていくことになる。長期であればあるほど、そのリスクは高い。
なので、あまりに残期間が長期の債券を選ぶのはその点でリスクになってしまう。
できるだけ高利回りのものを選ぶ
債券は株とは違って、購入時に、購入額、利金額、償還額が明確に決まっている。そこに変動要因が入る余地はない。
なので、利回りが0.1%でも高いものを冷徹に選んでいく。
社債に投資する際は複数のものに分散する
財務状況や業績状況を見て選別はするにしても、将来的に何が起こるのかは誰にも分からない。
だからこそ、倒産リスクを考慮して、社債に投資する際は複数の会社のものに分散するようにする。
再投資結果
投資先について色々と検討した結果、ドル資金は次の4つに再投資を行っている。
ドル建て社債をメインにして、その中でも3つの企業に分散させる。
ドル建て債券:オリックス
- 利率:5.2%
- 利回り:4.789%
- 残存年数:約8.3年
- 数量:8,000ドル
ドル建て債券:インテル
- 利率:5.2%
- 利回り:4.894%
- 残存年数:約8.7年
- 数量:8,000ドル
ドル建て債券:フィリップ・モリス
- 利率:5.625%
- 利回り:5.089%
- 残存年数:約9.3年
- 数量:8,000ドル
米国株:ユニバーサル(UVV)
- 配当利回り:6.7%(6/26時点)
- 数量:160株
これで、投資に関して、今年の私の一大イベントとして残っていた「米国債償還対応」は全て終了。
投資については今年はもう動く予定は無いので、あと半年は地蔵になろう。