才能について
ある哲学者の言葉*1
人間は繰り返しおこなっていることの結果である。
したがって、卓越性とは行為ではなく習慣なのだ。
[アリストテレス]
何世紀にもわたって、人々は才能が生まれつきのものだと直感的に思い込んできた。
才能を英語で「ギフト」と呼ぶのは、神様から誕生時に授かる「贈り物」という考え方の現れ。
だけど、最近になって才能に関する従来の考え方が覆されつつあるという。
才能は「遺伝」よりむしろ「行動」によって決定されるという新しい考え方。
「才能を開発したいなら、深い練習を通じて脳を鍛える必要がある」という考え方。
つまり「行動」によって脳の成長が促され、それによって才能が開発されるということらしい。
日々の行動とは「習慣」そのもののことであり、結果として「習慣」→「行動」→「才能」という形で強い相関性があるということなのだろうか。
秘訣1 なりたい人を見つめる
人はみな、周囲の人の影響を受けている。
だから、モチベーションに火をつける方法のひとつは、なりたい人を毎日じっと見つめてそのイメージを鮮明に脳裏に焼き付けること。
そのモチベーションが「習慣」や「行動」の原動力になる。
そのために、理想とするイメージを、具体的な対象を伴って自分の中にしっかりと確立するということ。
写真や動画を見ることも有効だという。
私は、そのような「なりたい人」を自分の中に持っているのだろうか。
もし、それをしっかりとした形で確立できていないのなら、自分自身がどこに向かいたいのかも分かっていないということなのか。
*1:「才能を伸ばすシンプルな本」ダニエル コイル著