現在、私の個人的な金融資産の投資先は日本株、米国株の二つに分散している。
もう少し別の分散先は無いだろうか。
最近、そのようなことを考えていた。ただ不動産は手間がかかりすぎるので私のようなものぐさタイプの投資家には向いていないだろうし、暗号資産はあまりにリスクが高すぎる。暗号資産やグロース株のようなリスクが高いものは、投資資金を限定してポートフォリオに加えていくのはありだとは思っているけど、ただそれがメインの分散先には中々なりえない。
そんな中、ここのところの米国の利上げを受けて米国債の利回りが非常に高くなっているという話を聞いた。
国債
日本の個人向け国債は固定5年で 0.05%の利率(年率)しか付かない。
1000万円分購入しても年間5000円にしか利子は入ってこないということになる。はっきり言って投資先としての魅力はゼロに近い。
ただ、米国債は短期の物でも4~5%の利回りが現在付いている。
例えば、下記米国債を購入したとする。
- 利率:年1.75%
- 単価:97.03%
- 利回り:5.06%
残存年数は約0.9年として、利回りは5.06%と非常に高い値となっている。
利回り
では、「利率」と「利回り」の違いって何なのだろうか。
ここで「利率」とは、額面に対する年利息の割合のことで、これは発行時に決められている。
それに対して「利回り」とは投資金額に対して、「利息による収益」と「償還差損益(投資した金額と額面金額との差額)」との合計がどれくらいの割合になるかを示すもの。
つまり、額面金額よりも安価で購入することが出来れば、その差額分の利益と利息による収益の合計が「利回り」になる。
先の米国債の例では利率は1.75%しかないのだけど、単価が97.03%と安価で購入できるため、トータルの利回りは5.06%と高い値になる。
今の米国利上げ環境では、米国債を投資分散先の一つにするのは十分に意味はあるかな。