知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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人間は本当に苦しいときにこそ、その人の本質が現れる

 

 

2022年が終わった。

 

振り返ってみると、この一年間は本当に苦しかった。

 

 

 

全ては3月に、ある部長の一言で、私の担当製品が製品Cの設計リーダーから製品Tの設計リーダーに変更になったことから始まった。

製品Tはそれまで開発が遅れに遅れていて、後れを挽回していくためにも設計リーダーを変更するという話が挙がっていた。それがその部長の一言で私に白羽の矢が立ったのだ。はっきり言ってしまえば、火中の栗を拾う役を私が担うということだった。

転職してからまだ3年しか経っていないのに、なぜ私が、という思いもあったけど、サラリーマンとして上司の指示を拒絶するという選択肢は無かった。

 

 

 

本当に、私の苦しみの大部分は、この時点を起点にして始まっている。

 

毎日のような長時間労働

なぜ自分が今ここにいて、なぜ自分が今これをしなければならないのか。

そのようなことすら見失いそうになりながら、多くの仕事の厳しい納期設定に追い立てられるようにしてずっと過ごしていた。それは私が理想とする働き方ではなかった。私はただ、自分のこの一回きりの人生を後悔したくないから、私のやりたい事、私の得意な事に100%コミットして取り組んでいくような生き方がしたいだけだった。

 

この一年間に設定された多くの高いハードルは、途中足を引っかけながら、転びそうになりながらも何とかして乗り越えてきたのだけど、その先に一体何があったのだろうか。

 

確かに、苦しい毎日の中で何とか一歩ずつ前に進んできたという点では、私の人生においても何かしら得るものはあったのかもしれない。どこかで腹をくくったような気持ちを抱きながら、

「別に今日会社を辞めることになっても構わない」

そんな開き直りの中で何とか前に進んできた。一年間そのようにして乗り越えてきて、そこには一種の達成感が混じっていたのも確かだった。

 

 

 

「人間は本当に苦しいときにこそ、その人の本質が現れる」

 

私はそう信じている。そう信じていたからこそ、理不尽な状況においても、できるだけきれずに、できるだけ冷静に仕事の中での判断をしようと心がけてきた。それが実際に出来ていたかどうかは分からないけど、私は毎日そう自分に言い聞かせ続けた。

 

 

 

ただ、企業Bでやっていることは、私がやりたい事、私が得意な事と大きな乖離が発生しているのは一つの事実だった。さすがにそろそろ潮時だよね。

 

この一年間苦しい中何とかして前に進んできたのだから、ここでドロップアウトしてもきっと卑怯者とは呼ばれないはず。

 

私は十分に頑張ったよ。

 

 

 

 

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