知識蓄積ノート

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新製品を設計するということ:開発機種の問題対応

 

9月13日(月)に、私が担当している開発機種に一つの問題があることが判明した。

 

通常、開発機種においては製品リーダーが一人設定され、その下に各設計部門から担当リーダーが一人設定されてチームとして製品開発を行っている。

設計部門は、メカ設計、電気設計、ソフト設計等と多岐にわたるのだけど、私はそのメカ設計の担当リーダーの役割を担っていた。そして実際の設計自体は、その担当リーダーの下につく何人かの設計メンバーが行うような形になっていた。大型の機種を開発するときには、それこそ設計メンバーは十数人レベルになるのだけど、私が現在担当している機種は前年度製品からのマイナーチェンジをするだけのものだったので、私の下についている設計メンバーは二人しかいなかった。

 

 

 

その設計メンバーの一人からその問題は私に伝えられた。

それは「操作パネル周りの外装カバーを押すと、キーが誤動作してしまう」というものだった。

製品には操作パネルがついており、タッチパネルやキーでもって製品を操作する。そのキーの近くの外装カバーを押してしまうと、そのキーが誤って入ってしまうとのことだった。当然、これは防ぐべき問題になる。

まずその問題に品質保証部門のメンバーが気づき、そしてそのメンバーから、操作パネル設計を担当している設計メンバーに情報が挙げられたとのことだった。

 

その設計メンバーから、誤動作してしまう原因についても同時に情報が挙げられた。どうやら外装カバーとタッチパネルとのクリアランスが近すぎて、外装カバーを押してしまうとそのカバーが誤ってタッチパネルに触れてしまうとのことだった。

 

 

 

以前、私自身が設計者として設計を担っているようなときは、このような問題に対しては本当に胃が痛いような思いをしてその対策検討をしていた。

それを設計したのは私自身だったし、それは私の責任のもとに何とか解決をする必要があった。しかもしっかりと期限は切られていて、それの期限までに何としても解決するという言わば追い込まれたような状態でいつも仕事をしていた。

 

ただ、私の立場が設計メンバーから担当リーダーに変わったことによって、そのような試作機で発生した問題に対してのスタンスが少し変わった。

試作機を作ってその機械を評価していく中ではどうしても何かしらの問題が発生してしまう。そもそも問題を抽出するためにわざわざ高いコストをかけて試作機を作っているのだ。だから、その問題に対する段取りをつけることが、ある意味では担当リーダーの仕事でもあった。つまり、問題対応というよりは、通常業務の一つとしてその問題に対応するようになった。私は冷静にその設計メンバーから挙がってきた情報を分析し、それに対する次の対応とその段取りについて考えていた。

 

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