9月9日に米国市場から上場廃止となったペトロチャイナ株（ADR）。
そもそも当のペトロチャイナ自体は今回の上場廃止に関してどのような情報を出しているのか。先が中々見通せない中、少しでも情報を得たいと思い、ペトロチャイナのHPを調べてみる。
On the date of this announcement, the Company will instruct The Bank of New
York Mellon, the depositary of the ADSs, to issue the notice of terminating its
American Depositary Receipt (“ADR”) program to the holders of ADSs according to the requirements under the depositary agreement, and the ADR program will be terminated on or around 16 October 2022 (the “Termination Date”). During the period after the ADSs are delisted from the NYSE and before the Termination Date, the ADSs issued under the ADR program of the Company are expected to trade on the over-the-counter market.
どうやらADRプログラム自体は2022年10月16日あたりで終了となり、それまではOTC（店頭）市場での売買が継続されるということらしい。ただ、肝心の「ADRプログラム終了後に、手持ちのADRはどうなるのか？」という点がはっきりとは書かれていない。
SBI証券への問い合わせ
このままもやもやとした状態で過ごすのも嫌だったので、どうせならSBI証券に直接問い合わせてみようと思い、専用の問い合わせフォームから質問を送付してみた。
Ｑ 22/09/12 22:43:25
ペトロチャイナ株（ADR）が米国市場で上場廃止になったとのことですが、現在保有しているペトロチャイナ株は、将来的には原株式への転換になりますでしょうか。
Ａ 22/09/13 14:11:34
お問い合わせの件につきまして、ご回答申し上げます。
中国石油天然気（ペトロチャイナ）ADR（PTR）につきましては、NYSEでの取引が停止となり、OTC取引（店頭コード：PTRCY）へと移行いたしました。
なお、将来、現株式への転換になるかは、未定となっております。
ご参考までに、過去チャイナモバイルADRが上場廃止になった際には、株式を預託している機関にて、当銘柄の原株をご売却させていただいておりました。
何とぞご理解のほどお願い申し上げます。
やはり原株式への転換になるかは未定とのことらしい。
ただ、参考として過去のチャイナモバイルADRが上場廃止になった際の対応についての但し書きがついている。そのときは原株式を売却して現金でADR保有者に支払ったとのこと。その情報をつけたということは、今回も同じ様に原株式が売却される可能性が高いということか。
これ以上、何かができるといことも無さそうなので、ADRプログラムが終了する10月16日を待つしかないか・・・。
おそらくその後に、今回のペトロチャイナ株（ADR）の処置についての通達があるはず。
