株価チャート
ここのところは2,200円と2,500円の間を周期的にもみ合っているような状況。
週足で見ると、20年4月にコロナ禍で一度1,200円まで下がっていたが、そのあとは上昇トレンドを形成しているのが分かる。ただ、買い圧力が2,400円で続かなくなってきている。
日足チャート
週足チャート
23年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2022年8月3日
売上高、営業利益
- 営業収益:+8.0%
- 営業利益:-18.3%
- 純利益:-5.1%
- 営業利益率:12.6%
増収減益。
減益幅は18%と少し大きめ。ただそれでも営業利益率は12%を確保。
配当
- 配当:85.6円
- 株価(8/27):2,301円
- 1株利益:263.9円
- 配当利回り:3.7%
- 配当性向:32%
配当利回りは4%は切ってしまっているが、それなりに高め。しかも配当性向が30%台と低めなのもポイントが高い。配当原資に困るということはそれほどなさそう。
ただ、高配当銘柄としてポートフォリオに加えるには、もう少し配当利回りは欲しいかな。
株主還元の会社方針として「前期の配当額もしくは配当性向33%、いずれか高い方」と明記。
ということは実質的な「累進配当戦略」ということ?
株主優待
株主優待制度を2024年3月31日でもって廃止。
株主優待も一つの狙いだったので、買い妙味は少し薄れるかな。
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まとめ
株主優待は廃止らしい。
そうなると買う目的は配当のみになるが配当利回りは基準(4%以上)に達していない。累進配当戦略をとっているのは高評価なのだけど、株価としても2,400円あたりで天井にぶつかっている状態だし、これでは中々買いに行くのは難しいかな。
市場要因での下落待ち、様子見。