知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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死ぬまでにしたい10のこと:(1)富士山に登ること

 

別に登山が趣味という訳でもなかったし、登山が好きという訳でもない。

それなのに私の中に「人生に一度くらいは富士山に登ってみたい」という思いが以前からあった。なぜだろう。きっと、この日本という国に日本人として生まれた私は、心のどこかでは富士山というものにある種特別な感情を持っているのかもしれない。富士山の標高は3776mというのは暗記をするわけでもないのに自分の記憶の中にあって、やはりどこか特別な存在だった。日本人として生まれた以上、日本一高い山の頂上に人生に一度くらいは立ってみたいと思っていた。

 

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登山に関する記憶でいうと、高校生の時に学校行事として登山をするというものがあった。

高校当時の私はクラスに全くなじめなくて、宿舎の部屋決め、登山の班決めと多くの団体行動を要求されるその行事は私にとって苦痛以外の何物でもなかった。

宿舎に戻ってからは部屋の中で孤独に時間をやり過ごすしかない。多くの生徒は自分たちの友達と同じ部屋になっていたのだけど、当時友達というものが皆無だった私にとってはそのような自由時間は非常に苦しかった。だけど、日中、山を黙々と歩いているときだけは何も考えずにいられた。肉体的にはひどく疲れるようなものだったのだけど、精神的にはそれほど苦痛は感じなかった。そして山道を歩いて目的地に着いたときには達成感のようなものも感じていた。おそらく自然の中で自分の肉体や精神に対する壁に挑戦し、それを成し遂げた時の達成感が山登りの一つの醍醐味なのだろうと、勝手に思っていた。

 

 

 

この目標の大きな制約は、「体が動くときにしか挑戦できない」というものだった。定年後の65歳になっていきなり富士山に登ろうとしてもすでに体が動かなくなっている。ある意味では若い(と言っても40代)の時にしか挑戦できない目標だった。そのような目標を優先的に挑戦していかないと、何も達成できずに年だけを重ねて行ってしまう気がする。そしてこのような経験は、きっとお金に変えられないような経験のはず。

 

少なくとも、どのような準備が必要で、どのような日程で行うものなのかを調べて、この目標についての具体的なイメージを自分の中に作ってみてもいいかもしれない。