かなり以前になるけど、一本の映画を観た。
題名は「最高の人生の見つけ方」
"2大オスカー俳優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが初共演を果たした人間ドラマ。実直な自動車整備工のカーター(フリーマン)と豪放な実業家エドワード(ニコルソン)はガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年を宣告される。“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット(棺おけ)リスト”を作った2人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出る……。"
最近になってこの映画のことを思い出す。
「もし私が今、余命半年と宣告されたとしたら、私のこれまでの人生を後悔なく受け入れることができるのだろうか?」
そう尋ねられた時に「YES」と答えられるだけの自信が私には無かった。
なぜだろう。
そしてそのことが今の段階で分かっているのなら、そして運のよいことに今の私が余命を宣告された状態にないのだとしたら、これから先どのように生きれば後悔の無い生き方ができるのだろうか。
一つあるのは、「私にとって価値の信じられる目標を設定して、そしてその目標の達成のために今日という一日を精一杯生きること」
それが本当に実現できれば少しは「後悔の無い人生」に近づくことが出来る気がした。ただ、本当にそれだけなのだろうか。人生は多岐に渡る。確かに仕事の点ではそれが実現できれば後悔の無い人生に近づけるのだろうけど、様々な面で人生を見たときに本当にそれで十分なのだろうか。少し不安になった。
ということで冒頭の映画の話に戻る。
きっと、私にもこの人生において「死ぬまでにしたい事」があるはず。それをちゃんとリスト化して、そしてこれからの人生の時間を使って一つずつ実現させていく。そのような生き方ができれば、もう少しだけ「後悔の無い人生」に近づけるはず。