株価チャート
23年3月の1,250円を天井にして下降トレンド形成。
ただし、23年6月の1,000円を底にして反発の動きは見せている。
週足で見ても、緩やかな上昇トレンドはまだ継続しているかな。
日足チャート
週足チャート
24年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2023年8月10日
売上高、営業利益
- 経常収益:28,479億円( 4.8%)
- 経常利益:1,730億円(6.4%)
- 純利益:△85億円(ー%)
増収増益。
ただし純利益に関しては赤字転落。何かしらの特損が発生している様子。世間を一時賑わせていた楽天株の減損か。
配当
- 配当金:50円
- 株価(8/12):1,039円
- 1株利益:69.37円
- 配当利回り:4.8%
- 配当性向:72.0%
大幅な減益予想を受けて配当性向が 70%まで上がってしまっている。
この利益水準が続くようであれば、将来的な減配リスクもありそう。
損益計算書
特別損失
- 有価証券評価損:850億円
有価証券評価損で特別損失として850億円の損失を計上。
その影響により純利益も赤字転落。
セグメント情報
セグメント利益
- 郵便・物流事業:△63億円
- 郵便局窓口事業:176億円
- 国際物流事業:△10億円
- 銀行業:1,184億円
- 生命保険業:436億円
郵便事業は63億円の赤字。
利益の大部分は銀行業と生命保険業。
かんぽ生命の利益水準が回復してきているのはポジティブな結果。
日本郵便の下落が止まらないのは時代の流れもあり仕方ないのか。
関連記事
2023/08/11 日本経済新聞
楽天グループが10日発表した2023年1~6月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が1399億円の赤字(前年同期は1778億円の赤字)だった。携帯電話事業は赤字幅が縮小したが、新プランの効果は限定的で、黒字化の道筋は見えない。追加の資金調達が不可欠な中、三木谷浩史会長兼社長は同日、子会社の楽天カード上場について「柔軟に考えていく」と含みを持たせた。
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日本郵政が10日発表した2023年4〜6月期の連結最終損益は85億円の赤字(前年同期の純利益は1185億円)だった。21年から資本提携する楽天グループの業績悪化により、保有する同社株の評価損約850億円を特別損失として計上した。24年3月期の業績予想は修正しない。
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まとめ
850億円の特別損失を計上した影響で第1四半期の純利益は赤字転落。
生命保険事業が回復してきているのはポジティブな結果だが、これから大きく利益水準が伸びていくことも考えづらい。
そうなると、今の利益水準をいかにして維持するかになるが、そこに対しても何かしらの策があるのかと言われると不透明感はぬぐえない。
インフラ事業でありすぐにつぶれるということも考えづらいが、配当銘柄としてどの程度ポートフォリオに加えるかは一度考えたほうがいいかもしれない。ただ、現時点では保有継続かな。