株価チャート
2,800円の天井も突破。
上昇トレンド継続中。
どこまで買い圧力は継続するのか。。
日足チャート
週足チャート
23年12月期 第1四半期決算
決算発表日:2023年5月2日
売上高、営業利益
- 売上収益:14.4%増
- 営業利益:15.6%増
- 営業利益率:30.9%
増収増益。しかも二けたの上昇。
営業利益率も30%強と非常に高い。
タバコという独占製品を有してはいるけど、国内ではそれほど伸びは無いはず。海外を伸ばしている?
配当
- 配当:188円
- 株価(5/5):2,934円
- 一株利益:247.91円
- 配当利回り:6.4%
- 配当性向:75.8%
配当利回りは6%強と高い。
配当性向は75%とやや高めになってしまっているが、タバコは成熟産業でもあるので株主還元としてはこのレベルでも問題ないのかもしれない。
バランスシート
のれん
- 前年度:24,460億円
- 当第1四半期:24,808億円
この会社は資産に占めるのれんの割合が高いのが一つの特徴。
これまでの企業買収の結果が積み重なっている。
ただし、今回の決算では前年度とほぼ同じなので、この1年では高額の企業買収はしていないのだろう。
セグメント
セグメント損益
- たばこ:2,251億円
- 医薬:69億円
- 加工食品:14億円
タバコ一本足で支えているような状況。
タバコは規制産業で国内の競合他社に脅かされることも無いので、そこはそれほど心配はない。
ただ、世界的な禁煙の流れで、タバコという製品の製品寿命がどこまでもつかの方が気になる。
関連記事
2023/05/03 日本経済新聞
日本たばこ産業(JT)が2日発表した2023年1〜3月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比17%増の1446億円だった。ロシアやイギリスをはじめとした海外でのたばこの値上げ効果が寄与した。海外での事業規模が大きいため、為替の円安も追い風になった。
2023/04/15 日本経済新聞
日本たばこ産業(JT)は2025年までの3年間で加熱式たばこ事業に3000億円を投資する。このうち、海外市場の開拓の販促投資などに2000億円程度を充てるもよう。主力製品の「Ploom X(プルーム・エックス)」は、24年までに20カ国以上で発売する予定だ。世界で紙巻きたばこの販売が減るなか、成長分野の加熱式を中核事業に育てる。
まとめ
さすがに利益財務構造は優秀。
現時点でも配当利回りは6%を超えているような状況なので、買い増しも十分あり得る。
ただ、JTは一度減配ショックを引き起こした実績もあるので、むやみに買っいくのもどうかな。しかもすでに大きく株価が上昇してしまっているのもある
市場要因での下落待ち。
場合によっては買い増しも検討。