31歳で実家から独立して一人暮らしを始めた。
それから2か月くらいしてからだろうか、一人の男性が私の家を訪れた。ドアを開けて話を聞いてみると「NHK受信料の徴収を請け負っている」とのことだった。
これが噂に聞く徴収人なのか、と思って目の前を男性を見る。
「これまでの2か月に関しては、こちらから話ができなかったのでNHK受信料を支払わなくても構わないのですが、これからは支払う必要があります」
巷には「NHK受信料を支払わない方法」なんてものが流通しているようだが、その当時の私はその情報を詳しく知っているわけではなかったし、一人暮らしを始めたばかりでここでNHK受信料を巡って争おうとも思ってもいなかった。NHKはドキュメンタリー番組を良く見ていたし、NHKだから作れる番組があるということも十分に認識していた。
「分かりました」
「では、支払いプランはどうしますか?」
話を聞いてみると、2か月払い、6カ月払い、12カ月払いの3つがあるとのことだった。
私は、深く考えもせずに、
「では、2か月払いでお願いします」
と答えた。
NHK受信料の金額
当然、2カ月払いよりも12カ月払いの方が1カ月当たりの金額は安くなる。
そもそもどの程度の金額差なのか、そして今までの10年間で2か月払いを選択したことによってどれくらいの超過支払いがあったのか。
少し気になったので調べてみる。
受信料額(2020年9月まで)
地上契約 口座・クレジット
- 2か月払:2,520円(年間:15,120円)
- 6か月前払額:7,190円(年間:14,380円)
- 12か月前払額:13,990円(年間:13,990円)
2か月払いと12カ月払いの年間の支払い差額は1,130円。
つまり10年間でいうと約1.1万円多く支払ったということになる。
額でいうとそれほどの差額ではないのだけど、そもそもNHK受信料はできるだけ圧縮したいと思っているのでその差でも検討の余地はありそう。
しかも、今回調べてみて初めて知ったのだけど、NHK受信料が2020年10月から値下げされており、長期前払いであるほど値下げ額も大きく設定されている。
NHK受信料の窓口-2020年10月から受信料を値下げしました
これからもNHK支払いは継続するだろうから、12か月支払いプランを真剣に検討してみようかな。。